- Androidスマホは危険なアプリが多いって本当?
- なんでそんなに危険アプリが多いの?
- 危険アプリが多かったらどうしたらいいの?
格安スマホが多くなったために、Androidユーザーが一気に増えました。
それに伴い、危険アプリという言葉を聞くことも増えました。
「でも、どのアプリが危険なアプリなのかわからない」
「事前に危険かわかっていたらインストールしないのに」
そもそも、なぜそんなにAndroidに危険なアプリが多いの?
今回は特に危険なアプリをご紹介します。
中には、格安SIMフリースマホに最初からインストールされていたりするのもあるので、要注意ですよ
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Contents
Androidに危険アプリが多い理由
以前から、iPhoneアプリに比べてAndroidアプリは危険なアプリが多いと言われています。
本当のところは不明ですが、Androidアプリの70%は危険とも言われています。
その理由は、AndroidアプリとiPhoneアプリのアプリ登録の違いにあります。
iPhoneアプリとAndroidアプリの登録の違いを見てましょう。
iPhone | Android | |
アプリ登録料 | $99 | $25 |
審査 | 厳しい | 緩い |
この表は現在のもので、Androidアプリの審査は今でもiPhone(iOSアプリ)に比べて緩いと言われていますが、当初から危険アプリが多いと言われていたGoogleは2011年にアプリの審査を厳しくしました。
とはいえ、iPhone(iOSアプリ)に比べたらまだまだ緩いものです。
また、中華製アプリが多いことも危険であるひとつの要因かもしれません。
Androidアプリに危険なアプリが多いとは言っても、Androidユーザーは多いですよね。
XpeiraもGalaxyもAndroidだし、格安SIMフリースマホもAndroidです。
筆者もiPhoneの他にAndroidを所持しています。
Windows Phoneなどもありますが、スマホのシェアとしてはiPhoneとAndroidが主流なのでAndroidを避けることはできません。
でも、危険なアプリを知っていれば、危険を回避することはできますよね。
現在わかっているAndroidの危険アプリをご紹介しますので、このアプリはインストールしない!または即アンインストールして、Androidスマホを安全に使いましょう。
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Androidの危険アプリ一覧
QuickPicギャラリー
QuickPicギャラリーは、画像ビューアプリで大人気でした。
ですが、2015年に中国のCheetah Mobileに買収されました。
スマホに詳しい人なら、「中国アプリ」と聞いた時点でピンと来るかもしれませんが、QuickPicギャラリーも買収後、中国サーバーに個人情報を送っています。
大体、アプリはそのアプリと関係のある情報にはアクセスしますが、危険アプリはそのアプリと関係のない情報にもアクセスをします。
個人情報は自分だけでなく、友人・知人にまで及ぶので、「自分の個人情報くらいたいしたことない」とは思わないで下さいね。
ESファイルエクスプローラー
ESファイルエクスプローラーはファイルマネージャーとして大人気でした。
本当に優秀なファイルマネージャーです。
なのですが、無料版が中国のBaidu(百度)に個人情報を送っていると言います。
少し詳しい人なら、Baidu(百度)と聞いたら「危険!」と感じると思います。
BaiduはAndroidアプリに限らずパソコンでも個人情報を取得していることで有名です。
また、不正通信だけでなく、かなりのRAMとCPUを食うのでやめた方がいいですね。
DU Speed Booster (Cleaner)
DU Speed Booster (Cleaner)は、「キャッシュや不要ファイルを削除して電話を高速化する最高のキャッシュクリーナー&メモリブースター」と言われています。
ですが、実態は、個人情報を入手するためのアプリをダウンロードさせようとするアプリです。
そして、個人情報が送られているといいます。
Androidアプリの中にはこの手のキャッシュクリーナー&メモリブースターアプリというのは数多くありますが、実はそのほとんどが危険アプリです。
CleanMaster
CleanMasterは、キャッシュクリーナー&メモリブースターとして大人気で常にトップにあるようなアプリです。
そのアプリが危険と聞いたら、「え?」と思うかもしれませんが、このアプリは本当に危険です。
インストールして使ってみるとわかりますが、すごく便利なアプリです(本当に効いてるのかは不明ですが)。
ただ、無料アプリには当然付きものの広告が出るのは仕方ないのですが、問題は、他のアプリ(もちろん危険アプリ)をダウンロードさせようとしてくるところで、気をつけていても気がついたらインストールされていたりします。
ちなみに、このCleanMasterもQuickPicギャラリーと同じく、Cheetah Mobileの開発です。
Baiduと同じく、Cheetah Mobileも要注意ですね。
Security Master(旧CM Security)
Security Masterは元はCM Securityといい、とても人気のあるアプリでした。
そのCM Securityが名前を変え、現在のCleanMasterとなっています。
このアプリ、CleanMasterなどが「Android最新版へアップデート」などと表示させてダウンロードされることが多いアプリです。
その他にも、連絡先や電話番号を外部に送信しているとの噂もあります。
ちなみに、このSecurity MasterもCleanMaster同様、元Kingソフトでしたが、現在はCheetah Mobileになっています。
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360 Security
360 Securityは、中国の奇虎360グループが開発しているセキュリティアプリです。
奇虎360グループは中国大手のセキュリティ企業なのですが、CM Security同様、悪質な広告に誘導されてインストールされることが多いアプリです。
悪質な広告からインストールされるアプリが安全であるはずないですよね?
それはもう、説明する必要はないと思いますが、危険アプリだからこそ、同じ危険アプリから誘導されるのです。
安全なアプリは、そのようなことはしません。
UC Browser
UC Browserは高速がウリのブラウザで、主に中国をはじめとするアジアで人気のあるブラウザです。
しかし、UC Browserは個人情報がダダ漏れになっていると、アメリカ・カナダ・イギリス・ニュージーランド・オーストラリアの5カ国共同チーム"NTAT" で明らかにされています。
なんでも、諜報機関にとってはとてもありがたいアプリだそうです。
日本では、諜報機関と言うと、映画などの世界のものと思われがちですが、諜報機関のない国という方が実は珍しいのです。
そして、日本は諜報機関にとって、とてもありがたい(スパイ活動がしやすい)国として有名です。
高速なブラウザはとても魅力的ではあるのですが、UC Browserは危険です。
sauce:GIGAZIN「アプリストア経由でスマホから個人情報を盗むスパイウェアをばらまく計画をNSAが立案していたことが判明」
ドルフィンブラウザ
ドルフィンブラウザは、Flash対応、広告無し、HTML5でビデオ視聴可能を謳い文句に、人気のあるブラウザです。
なのですが、このドルフィンブラウザも個人情報、というかスマホの中身全て通信されています。
はい、スパイウェアが仕込まれています。
ブラウザで検索する際に、シークレットモードってありますよね。
検索内容を履歴に残さない検索方法です。
普通、このシークレットモードで検索した内容はどこにも漏れないはずなのですが、ドルフィンブラウザはそのシークレットモードでの検索も筒抜けになってしまいます。
※既にに終了しています
QQ Browser
QQと聞いて、もしかしたらピンとくる方もいるかもしれませんが、QQ Browserはその名からわかる通り、中国のインスタントメッセンジャー・QQのブラウザなのですね。
はい。また、中国です。
このQQ Browserは、ユーザーの閲覧したページや検索フレーズ、周辺のWi-Fiのアクセスポイント、ハードディスク(HDD)のシリアル番号、Android IDなどの個人情報を送信していると明らかになっています。
sauce:GIGAZIN「中国製ブラウザがページ履歴・検索履歴・近所のWi-Fi・HDDのシリアル番号などを送信していたことが発覚」
Simeji
今さら説明は不要なのではないか、と思うのですが中国のアプリです。
Simejiは中国・百度(Baidu・バイドゥ)のアプリで、もう随分と前から習得した情報を外部に送信していることが指摘されています。
確かに着せ替えができたりと、かわいいIMEではあるのですが、危険アプリです。
インドで使用禁止されたアプリ
インドでは2020年6月に「データセキュリティとプライバシーの保全に関して懸念が生じている」として59のアプリを使用禁止にしています。
一覧は下記になります。
- TikTok
- Rhareit
- Kwai
- UC Browser
- Baidu map
- Shein
- Clash of Kings
- DU battery saver
- Helo
- Likee
- YouCam makeup
- Mi Community
- CM Browers
- Virus Cleaner
- APUS Browser
- ROMWE
- Club Factory
- Newsdog
- Beutry Plus
- UC News
- QQ Mail
- Xender
- QQ Music
- QQ Newsfeed
- Bigo Live
- SelfieCity
- Mail Master
- Parallel Space
- Mi Video Call – Xiaomi
- WeSync
- ES File Explorer
- Viva Video – QU Video Inc
- Meitu
- Vigo Video
- New Video Status
- DU Recorder
- Vault – Hide
- Cache Cleaner DU App studio
- DU Cleaner
- DU Browser
- Hago Play With New Friends
- Cam Scanner
- Clean Master – Cheetah Mobile
- Wonder Camera
- Photo Wonder
- QQ Player
- We Meet
- Sweet Selfie
- Baidu Translate
- Vmate
- QQ International
- QQ Security Center
- QQ Launcher
- U Video
- V fly Status Video
- Mobile Legends
- DU Privacy
一覧を見てわかる通り、DU、Baidu、QQは色々なアプリを出していますが全て危険アプリとされています。
入れておきたいセキュリティアプリ
ウイルス付きのアプリや個人情報。
危険アプリも多いので不安ですよね。
そんな時のために、セキュリティアプリをインストールしておくことをおすすめします。
ノートン360
世界シェアNo.1のノートン。
動作は軽快ながら、しっかりとスマホを守ってくれます。
ウイルスバスタークラウド
日本のトレンドマイクロ社のウイルスバスターは日本国内では人気です。
セキュリティレベルが高いことで有名です。
ESET
軽快な動作と価格の安さが人気のESET。
スマホでも軽いけれどしっかりと守ってくれます。
さいごに
Androidを使用していると、セキュリティ警告と間違えてしまう広告が表示されることが少なくありません。
しかし、その表示は広告であり、本当のセキュリティ警告ではないことを覚えておいて下さい。
Android OSがセキュリティ警告を出し、何かのアプリのインストールを促すことは絶対にありません。
また、全てではないと思うのですが、中国製アプリに危険なアプリがダントツで多いです。
中国の企業は全て中国政府が絡んできます。
中国はスパイ活動がとても盛んな国です。そのため、個人情報を中国サーバーに送るのは普通になっています。
なので、中国製アプリは基本的に避けた方がいいかもしれません。
最後に、Androidスマホを安全に使用したくてインストールするアンチウイルスアプリ。
無料のアンチウイルスアプリは危険なものが多いです。
なので、アンチウイルスアプリをインストールするなら、できれば有料のウイルスアプリがベストです。
もし無料を入れるのなら、Avastなど信頼できるものを選びましょう。
危険アプリについての見分け方については、こちらで解説しています。
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Androidは自由度が高く、使っていて楽しいスマホです。
でも、危険なアプリも多いことを覚えておいて、安全に楽しんで下さいね。