本日発売となった、ZTEのBLADE V7 MAXと9月28日に日本でも発表となるASUSのZenfone3。
どちらも今はやりのDSDS対応スマホとなっています。
そんなBLADE V7 MAXとZenfone3を比較してみました。
Contents
Zenfone3とBLADE V7 MAXを比較
まずは、それぞれの動画からご覧下さい。
ASUSのZenfone3の動画です。
次にBLADE V7 MAXの動画です。
12/20更新:動画を削除しました。
どちらも、同じようにスペックを交えながらの動画となっています。
Zenfone3とBLADE V7 MAXのスペック比較
それでは、Zenfone3とBLADE V7 MAXをスペックで比較してみましょう。
Zenfone3(ZE552KL) | BLADE V7 MAX | |
メーカー | ASUS | ZTE |
ディスプレイ | 5.5インチ 1080×1920ピクセル FHD | 5.5インチ 1080×1920ピクセル FHD |
CPU | Snapdragon625 | MTK6755M オクタコア1.8GHz |
メモリ | 3GB/4GB | 3GB |
容量 | 32GB/64GB | 32GB |
カメラ | 1600万画素/800万画素(ソニーセンサー使用/光学手ぶれ補正) | 1600万画素/800万画素(プロモードあり) |
重さ | 155g | 167g |
バッテリー | 3,000mAh | 3,000mAh |
SIM | SIM1 MicroSIM + SIM2 NanoSIM NanoSIMスロットはMicroSDスロットと兼用 | nanoSIM×2(1つはmicroSD併用) |
価格 | NT$ 9,990(約3.2万円) | 34,800円(税抜) |
スペックで見ると、計ったかのように良く似たスペックですね。
前回、BLADE V7 MAXとMOTO G4 Plusのスペック比較をした時も良く似たスペックでした。
それでは、1項目ずつ見て行きましょう。
ディスプレイ
ディスプレイのスペックはZenfone3、BLADE V7 MAXともに同じ解像度でディスプレイサイズも同じとなります。
ただし、これはスペック上のものであり、メーカーにより色の温度等異なるので、全く違うように見えることもあります。
しかし、その色の癖というのは、個人個人好みがあるので、どちらが良いとも言えません。
ただし、スペックで言うならば、どちらもハイエンドモデルに近いディスプレイとなるので、どちらを選んでも失敗はないと言えます。
CPU
これだけ良く似たスペックでありながら、一番違うのが、このCPUです。
BLADE V7 MAXはMTK6755MというCPUを搭載しており、調べてみたところ、これはSnapdragon617とほぼ同等となるそうです。
Zenfone3はCPUがSnapdragon625となるので、CPU性能ではZenfone3の方が上となります。
CPUはスマートフォンの心臓とも言えるので、このCPUの差は大きく出てくるかもしれません。
メモリと容量
スマホの性能を語る上でCPUが外せないのと同様にメモリも大きな役割を果たします。
BLADE V7 MAXはメモリ3GB、容量32GBの1モデルのみとなりますが、Zenfone3は3GBモデルと4GBモデルがあります。
なので、「少しでも良い処理能力を」と望まれる場合はZenfone3の4GBモデルがおすすめです。
カメラ
カメラはZenfone3、BLADE V7 MAXともに1600万画素/800万画素と同じ画素数なのですが、センサーや機能面で差が出てきます。
まず、Zenfone3はセンサーに定評のある、ソニーセンサーを使用しており、光学手ぶれ補正を搭載しています。
カメラにおいてセンサーというのはとても大切なもので、実際、ハイエンドモデルではソニーセンサーを搭載しているスマホがとても多いです。
もちろん、ソニーセンサーといっても色々なので、ハイエンドモデルで使われるセンサーとミドルレンジクラスで使われるソニーセンサーでは違いは出てきますが、それでも正直、ソニーセンサー以外と比べると差が出てくることがあります。
対するBLADE V7 MAXはセンサーよりも、デュアルトーンフラッシュやパノラマ自撮りや5段階自動美顔、プロモードなど、多彩な機能の搭載となっています。
なので、「機能よりも純粋に綺麗な写真を撮りたい」というのであれば、Zenfone3の方が良いかと思われます。
しかし、「スマホカメラはとにかく自撮り!」という方はBLADE V7 MAXの方が向いています。
バッテリー
バッテリーはどちらも、3,000mAhとなります。
しかし、ご存知のようにバッテリー性能というのは、バッテリー容量が大きくてもバッテリー対策がうまくなされていない場合は、駆動時間が短いという結果になります。
両機種ともに、どのようなバッテリー対策をしているのかは不明です。
SIM
Zenfone3、BLADE V7 MAXともにデュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS対応)となっています。
つまり、2枚のSIMを入れるて使用することができるようになっています。
しかし、Zenfone3とBLADE V7 MAXは両機種ともにDSDS対応ながらに、1つのSIMトレイはSDカードと共有になっており、SDカードによる拡張をする場合は、SIMカードは1枚しか使えません。
MOTO G4 Plusは純粋にDSDS対応なのですが、Zenfone3とBLADE V7 MAXはSDカードを使用しない場合に限りDSDS対応となります。
価格
Zenfone3は日本ではまだ未発売のため、本国・台湾での販売価格となりますので、あらかじめご了承下さい。
Zenfone3は台湾での販売価格は、約32,000円となっていますが、日本で発売される時はもう少し高くなるものと思われます。
対するBLADE V7 MAXは34,800円(税抜)となっています。
3GBモデルを選ぶ場合は、同じ程度の価格か、もしかしたらZenfone3の方が若干高めになることも考えられます。
しかし、CPUを考えた場合、Zenfone3の方が良いので、価格差はCPU性能の分と言えると思います。
どちらが買いか
それでは、Zenfone3とBLADE V7 MAXはどちらが買いなのでしょうか。
両機種ともにメタリックなので、素材による差はありません。
Zenfone3が買いな人
(C)ASUS
- スマホはとにかく性能!という方
- 写真を綺麗に撮りたい、センサーにこだわりたい方
- ASUSもしくは代々Zenfoneを使用してきた人で好きな人
Zenfone3はミドルレンジクラスながらにカメラセンサーにこだわりを持っているので、ミドルレンジクラスの中で、少しでも良い写真を撮りたいなら、Zenfone3一択となります。
また、ASUSは日本でもファンの多いメーカーとなり、Zenfoneシリーズは日本でも大人気です。
なので、「失敗のないスマホ」と言う場合は、安全パイと言えます。
BLADE V7 MAXが買いな人
(C)ZTE
- スマホで自撮りをすることが多い人
- ZTEが好きな人
性能としては、Zenfone3より落ちてしまうため、BLADE V7 MAXが買いとなるポイントは、残念ながら自撮りくらいかと思います。
まとめ
全体的に似たスペックではあるものの、CPUやカメラセンサーでZenfone3が圧倒的に差をつけました。
Zenfone3はミドルレンジクラスの中でも比較的ハイエンドモデルに近めとなっていますが、BLADE V7 MAXは完全にミドルレンジクラスとなります。
Zenfone3は現段階では、まだ日本未発売となるため、日本での販売価格はわかりませんが、性能としてはZenfone3の方が上となります。
ただし、DSDSの面で行くと、両機種ともに1トレイはSDカードと併用なので、DSDSとして見た場合は、どちらも同じと言えます。
今回の記事に関連する記事:
『ZTEがデュアルスタンバイ可能なBLADE V7 MAXを発表!』
『デュアルスタンバイ可能なBLADE V7 MAXとMOTO G4 Plusを比較!どちらが買い?』
『デュアルSIMのMoto G4 PlusとZenfone3を比較!どちらが買い?』