イギリスで予約発売になったのを皮切りに、アメリカや台湾でも予約開始となったソニーのXperia XZ。
そんなXperia XZが45分で予約完売になるという嬉しい話題と、バッテリー持ちがiPhone7を大きく下回るという残念な話題が入って来ました。
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台湾でXperia XZが45分で完売!
(C)Xperia Blog
日本では、発売が決まりながらも、まだ発表もされていないXperia XZ。
イギリスでは既に予約開始となっており、お隣・台湾では10月20日から予約開始となったそうですが、なんと45分で完売となったそうです。
つい最近では、iPhone7とiPhone7 Plusのブラック系が予約の段階で売り切れというニュースがありましたが、Xperia XZもかなりの人気のようですね。
それにしても、イギリスではXperia XZ予約でソニー製ヘッドホンが貰えましたが、台湾では、ケースや充電器などが貰えたんですね。
こういった、製品の販売にプレゼントをつける、というのは日本では行われないため、「プレゼント目当て?」と思う方もいるかもしれませんが、諸外国ではこういった販売方法は普通に行われていることです。
今は日本ではなくなりましたが、日本では携帯やスマホが「実質0円+キャッシュバック○円!」なんていうのが行われていましたが、それと同じなのですね。
それに、日本の「実質0円+キャッシュバック」は転売目的やMNP弾のために購入する人もいましたが、プレゼントがついてくるだけでは、プレゼントは売ってもあまり得しませんね。
なので、純粋にXperia XZに興味を持っているユーザーが多いということと見て間違いありません。
日本人にとって、ソニーは国産で普通にあるものですが、海外ではソニーというのはハイブランド扱いです。
それは昔のオーディオ系だけでなく、現代のスマホにおいてもそうで、お隣の韓国ではサムスンが世界的に頑張っていますが、「日本にはソニーという素晴らしいメーカーがあるけれど、韓国にはサムスンしかない」という韓国人もいます。
「韓国でソニーのスマホが買えたら」と言われたことも韓国生活中、何回もありました。
アメリカでも最近は韓国製が頑張っていますが、少し前まではソニー製で溢れ、ソニーのオーディオは大人気でした。
それは、SONAMと言ってソニーオブアメリカを1960年に設立したことからも明らかです。
昔も今も、海外でのソニー人気は衰えていないのですね。
Xperia XZのバッテリー持ちはiPhone7を大きく下回る
(C)Phone Arena
台湾でXperia XZが予約開始後45分で売り切れたという嬉しい話題の後は、Xperia XZを心待ちにしている人には少し残念な話題です。
スマホで最も重要視されると言っても過言ではない、バッテリー持ちですが、Phone ArenaでXperia XZのバッテリー持ちテストをしたところ、残念な結果が出ました。
バッテリーテストは、バッテリーライフと充電時間の両方に対して行われました。
それでは、バッテリーテストの結果を見てみましょう。
バッテリーライフテスト
まずは、バッテリーがどれくらい持つか、というバッテリーライフテストから。
(C)Phone Arena
昨年から今年にかけて発売されたスマートフォンと比較していますが、最も最近発売になったiPhone7を大きく下回るだけでなく、昨年発売されたiPhone6sよりも下回ります。
同じAndroidスマートフォンで見ると、Galaxy S7 edgeが最も長く、7時間18分となっているのに対し、Xperia XZは6時間41分と37分も下回る結果となってしまいました。
Xperia XZもバッテリー対策はされているのですが、これは恐らくトリプルセンサーとなったカメラ性能向上のための弊害ではないかと思われます。
どうしても性能が向上するとその分バッテリー持ちは短くなります。
最も、そのためにバッテリー対策を行っているのですが、それでは追いつかなかったということでしょうか。
バッテリー充電時間
次は、バッテリー充電する時間を計測したものです。
(C)Phone Arena
こちらは、なんと充電完了までに一番時間がかかる、という不名誉な結果となってしまいました。
最も充電が早いのがLG G5、ついでGalaxyシリーズが並びますが、Galaxy S7 edge、そしてHTC10など上位機種は全て急速充電可能なものばかりですね。
同じUSB Type-Cを採用していても、急速充電に対応している機種には敵いませんでしたね。
しかし、特に急速充電を謳っていないiPhoneよりも時間がかかるというのはどうでしょうか。
最速のLG G5の76分と比較するとXperia XZは174分と98分も時間がかかることになります。
つまり、Xperia XZを1回フル充電する時間でLG G5は2回フル充電できるということです。
これは、ソニーにはもう少し頑張って欲しかったですね。
Xperia X Performanceと比較してみる
では、前作のXperia X PerformanceとXperia XZのバッテリーを比較してみるとどうなのでしょうか。
Xperia X Performanceのバッテリーテスト結果を見てみましょう。
(C)Phone Arena
こちらが、Xperia X Performanceのバッテリーテスト結果です。
表にしてみると、以下のようになります。
Xperia X Performance | Xperia XZ | |
バッテリー持ち | 6時間1分 | 6時間41分 |
充電時間 | 129分 | 174分 |
バッテリー容量 | 2,570mAh | 2,900mAh |
Xperia X Performanceと比較すると、バッテリー持ちは長くなったのですが、充電時間で、まさかのXperia X Performanceより下回るという結果になりました。
しかし、この結果は、単にバッテリー容量の問題ではないか、と思われます。
Xperia XZはXperia X Performanceに比べるとバッテリー容量も若干大きくなっているので、その分バッテリー持ち時間が長くなり、容量が大きくなった分、充電時間に時間がかかり、ということではないかと思われます。
Xperia X Performanceはバッテリー持ちの悪さは散々言われていたので、そこにはもう少し力を入れて欲しかったですね。
source:Xperia Blog、Phone Arena