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DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)とは?出来ることと賢い運用法

2016年10月11日

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DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)とは?

最近、SIMフリースマホで次々とDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)対応機が発売されています。

注目のZenfone3やMoto G4 Plus、Moto Z/Z Playや、先日発表された極 KIWAMI2や雷神もDSDS対応です。

では、DSDSとはなんでしょうか?デュアルSIMとデュアルスタンバイについて説明します。

DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)とは

DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)とは?

DSDSとは、Dual SIM Dual Standbyの略で、デュアルSIMとは、2枚のSIMカードのことで、デュアルスタンバイとは同時待受可能、ということです。

今もドコモやau、ソフトバンクと言ったキャリアで販売されているスマホは1枚のSIMカードしか挿すことができませんが、最近はSIMフリースマホでデュアルSIMスマホが次々と出てきています。

実は、海外では以前からデュアルSIMスマホは販売されていたんです。

実は、Xperiaなども海外ではデュアルSIM機が発売されています。しかし、デュアルSIM=DSDSではありません。

デュアルSIMはあくまでもSIMカードが2枚挿せるだけ、なんです。

デュアルSIMには、DSSS(デュアルSIMシングルスタンバイ)、DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)、DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)の3種類があります。

最近、日本国内で発売されているZenfone3やMoto ZなどはこのうちのDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に当たります。

DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)で出来ること・出来ないこと

DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)でできること

(C)ASUS

では、今話題のDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)で出来ることはなんでしょうか。

DSDSで出来ること

デュアルSIM機であっても、DSSS(デュアルSIMシングルスタンバイ)では、2枚のSIMカードを挿すことはできても、待受はどちらか片方のSIMカードのみです。

この場合、SIMカードの切り替えはユーザーが自分で行う必要があります。国内のSIMカードと海外のSIMカードを使うと言った用途ではDSSSでも十分ですが、2枚のSIMカードを使い分けたい時にはDSSSは面倒です。

しかし、DSDSでは、2枚のSIMカードを挿すことが出来、かつ2枚のSIMカードで同時待受が可能です。

つまり、2枚の格安SIMカードを挿したり、1枚はキャリアのSIMで1枚は格安SIMという使い方ができる訳です。

DSSSのように使用するSIMカードを切り替える必要はありません。

DSDSで出来ないこと

2枚のSIMカードを挿せて、同時待受可能となると、できないことはないのではないか、と思ってしまいますが、注意点があります。

同時待受、という言葉に注目するとわかるのですが、あくまでも「同時待受」であり、「同時使用」ではないんです。

つまり、通話しながらのデータ通信はできない、ということです。

例えば、1枚のSIMカードで通話をしている最中にもう1枚のSIMカードでメールやLINE、SNS、ネットサーフィンはすることが出来ません。

なので、もし1枚のSIMカードで通話中にもう1枚のSIMカードの方でSNSやLINE、メールをチェックしたいと思っても出来ないので、通話終了後にしかチェックできません。

あくまでも「同時待受」です。

このDSDSで出来ない、1枚のSIMカードで通話中にもう1枚のSIMカードでデータ通信を行うにはDSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)対応機である必要がありますが、現在、DSDA対応機は発売されていません。

DSDS対応機での注意点

DSDS対応機でも注意すべきこと

(C)ASUS

DSDSというものがどういうものかわかって頂けたと思います。

現在、DSDS対応機は格安スマホのSIMフリー端末で結構見かけるようになりました。

しかし、便利なDSDSでも注意しなければいけない点があります。

au、ソフトバンク回線は注意

DSDSではauやソフトバンク回線に注意

これはDSDSに限らず、SIMフリースマホ全般に言えることですが、au系のSIMカードやソフトバンクSIMを挿しても使用できないことが多いです。

まず、auはご存知の方もいるかと思いますが、通話回線がCDMA2000という世界でも稀な回線を使っているためです。

SIMフリースマホは国産機もありますが、海外メーカーのものが多いので、そういった海外メーカーのSIMフリースマホでは、このCDMA2000回線に対応していないものが多いです。

ソフトバンクはauのような稀な回線と言うわけではないのですが、通話や通信が出来るエリアは周波数が少ないことがネックになることがあります。

なので、DSDS対応スマホに限らず、SIMフリースマホを購入する際には、そのスマホの対応周波数帯をチェックし、自分の使いたいSIMカードが利用できるかを確認することをおすすめします。

ただし、ドコモのSIMカードやドコモ系の格安SIMであれば問題はありません。

SIMトレイが排他利用でないか

現在、DSDS対応スマホとして、売られているスマホの中にはSIMトレイが排他利用なものがあります。

つまり、1つのSIMトレイはmicroSDカードとの排他利用というものがあります。Zenfone3などがそうですね。

Zenfone3でmicroSDカードを利用する場合は、片方のSIMトレイを使うので、SIMカードは実質1枚しか挿すことが出来ません。

なので、2枚のSIMで同時待受したい場合には、Moto G4 Plusや極 KIWAMI2のような機種を選ぶ必要があります。

2枚同時待受して使用したい場合は、SIMトレイがSIMカードとmicroSDカードと兼用になっていないかをチェックする必要があります。

現在のところ、Zenfone3シリーズとBLADE V7 MAXは排他利用となっているので、microSDカードを使いたい場合はSIMカードは1枚しか挿せません。

DSDS対応スマホのメリットと賢い運用法

Moto ZとMoto Z Playの価格が判明!

(C)モトローラ

では、DSDS対応スマホのメリットは何でしょうか。それは2枚のSIMカードを上手く組み合わせて月々の通信費を下げることです。

まさに、これこそがDSDS対応スマホのお得な使い方でしょう。

最近は格安SIMでも5分以内の通話は無料、というSIMカードも出てきていますが、全体的に見ると通話料金は高めの傾向があります。

しかし、ドコモやau、ソフトバンクと言ったキャリアではカケホーダイやカケホーダイライトと言った、通話料金がお得となっています。しかし、キャリアではデータ通信が高い傾向にあります。

最近は20GBなど大容量データ通信料金を下げるなどしてきていますが、データ通信で5GBなど少ない通信量で十分というユーザーが大半を占めます。

なので、通話はキャリアSIMでデータ通信は格安SIM、と言った使用方法が一番安くなります。

 

 

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yuna

スマホ好きが高じてスマホサイトを立ち上げました。 日頃は得意の英語を生かして海外のスマホネタもチェックしています。

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