スマホを買いたい!
そう思ってスマホのスペックを見ていると「防水・防塵」という記載とともに「IP6X」などを見かけることがあります。
防水・防塵でIP6Xとなっているけれど、どれくらいなんだろうと思うことはありませんか?
防水・防塵と書かれているのだから、なんでもOKでしょう、と思っていませんか?
意外とそう思っている方も多いのではないでしょうか。
スマホを使う上でこの防水・防塵は大事なので正しく覚えておきましょう。
この記事でわかること
スマートフォンの防水・防塵について
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防水・防塵を表すIPコード
防水・防塵を表す記号として「IP」というコードがあります。
このIPというのは、「International Protection」の略になります。
そして防水・防塵を表すのにIPの後に数字2桁、またはX数字などとなります。
この数字が防水・防塵を表しています。
例えば、こんな数字があります。
上記の数字だと、「48」が防水・防塵を表していて4が防塵、8が防水になります。
防塵のみの対応、防水のみの対応の場合、次のような表示になります。
「X」と表示されているのが「未対応」となります。
防水・防塵の等級
防水・防塵の数字の見方がわかったところで、数字が表示されているものはどれほどの対応なのかわからないですよね。
防水を表す等級は9等級、防塵を表す等級は7等級になります。
防塵規格
防塵性能は固形物、塵などのスマホに侵入に対する規格になり、等級は下記7級になります。
一桁目の数字 | 防げる塵埃 |
X | 保護なし |
1 | 直径50mm以上の固形物体 |
2 | 直径12mm以上の固形物体 |
3 | 直径2.5mm以上の工具先端や固形物体 |
4 | 直径1.0mm以上のワイヤーや固形物体 |
5 | 細かな粉塵 |
6 | 粉塵の侵入を完全に防ぐ |
防水規格
防水性能は、スマホへの水の侵入に対する規格になり、等級は下記9級になります。
二桁目の数字 | 防げる水 |
X | 保護なし |
1 | 垂直に落ちてくる水 |
2 | 15度傾斜した水 |
3 | 60度傾斜の水 |
4 | 全ての角度からの水 |
5 | すべての角度からの水の直接噴流 |
6 | すべての角度からの水の強力な直接噴流 |
7 | 一定時間の浸水 |
8 | 水中での使用 |
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注意点
防水注意点
スマホの防水の等級を見ると高い等級になっていることが多いです。
6や8になっているとどんなシーンでも大丈夫、と思ってしまいがちですが、注意が必要です。
例えば等級が8になっていると等級6の「すべての角度からの水の強力な直接噴流」には耐えられない場合があります。
防水テストは常温の真水で行われているのでシャワーや浴室での使用は想定外となるので等級8であっても6等級には耐えられない、といったことがあります。
なのでアルコール、石鹸、雨、ローションなどは想定外となるため8等級であれ対応できません。
防塵注意点
防水と同じく防塵でも注意点があります。
等級6と記載されていても充電ポートやイヤホンジャック、スピーカーなどへの侵入は故障の原因になる注意が必要です。
さいごに
エントリーモデル以外では防水・防塵対応しているスマホがほとんどです。
ですが、等級ごとの対応がどれほどが知らないことがあります。
また、等級が高いから、と安心して故障させてしまうこともあります。
防水・防塵の正しい見方をして安全にスマホを使用しましょう。