先日FREETELから発表された、極 KIWAMI2とモトローラのMoto Z Play。
両機種ともにDSDS対応で、価格帯の似た機種となっていますが、どう違うのでしょうか。DSDS対応スマホとして、どちらが買いなのか検証してみました。
Contents
極 KIWAMI2とMoto Z Playを比較
最初にそれぞれの動画からご覧下さい。
まずは、極 KIWAMI2の動画です。
次にMoto Z Playの動画です。
どちらも実際に触ってみての動画なので、動作等の参考になるのではないでしょうか。
極 KIWAMI2とMoto Z Playのスペック比較
それでは、極 KIWAMI2とMoto Z Playのスペックを比較してみましょう。
極 KIWAMI2 | Moto Z Play | |
メーカー | FREETEL | モトローラ |
OS | Android6.0 Marshmallow | Android6.0 Marshmallow |
ディスプレイ | 5.7インチ2560×1440ピクセルWQHD ゴリラガラス3 | 5.5インチ1080×1920ピクセル FHD |
本体サイズ | 157.2mmx77.5mmx7.2mm | 156.4mm×76.4mm×6.99mm |
重さ | 168g | 165g |
CPU | MTK Helio X20 MT6797 10コア | Snapdragon 625(2Gz) |
メモリ | 4GB | 3GB |
容量 | 64GB | 32GB |
カメラ | 1600万画素/800万画素 | 1600万画素/500万画素 |
バッテリー | 3,400mAh | 3,510mAh |
対応周波数帯 | FDD-LTE:band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/28 CA:band 3/19, B1/19 W-CDMA:band 1/5/6/8/19 GSM:band 2/3/5/8 | FDD-LTE:band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/28 TD-LTE:band 8/40/41 W-CDMA:band 1/2/4/5/8/19(6) GSM:850/900/1800/1900MHz |
Wi-Fi | IEEE802.11a/ac/b/g/n | IEEE802.11a/ac/b/g/n |
SIM | nano SIM×2(DSDS対応) | nano SIM×2(DSDS対応) |
価格 | 49,800円(税抜) | 53,800円 |
価格帯としては、同価格帯で両機種ともDSDS対応機種ですが、スペックにおいて少し差が出てきましたね。
それでは、一項目ずつ見ていきましょう。
OS
OSは両機種ともにAndroid6.0 Marshmallowですね。Android7.0 Nougatは採用されていません。
恐らく、両機種とも、そのうちOSアップデートはあると思われますが...。
ディスプレイ
ディスプレイは、極 KIWAMI2が5.7インチ、Moto Z Playは5.5インチと極 KIWAMI2の方が0.2インチ大きくなっています。
ただ、ディスプレイ性能は極 KIWAMI2の方が解像度も高く、WQHDとなっています。対するMoto Z PlayはFHDとなります。
Moto Z Playのディスプレイも悪くはないのですが、極 KIWAMI2のディスプレイはミドルレンジハイクラスの中でも飛び抜けて良いものとなっています。
本体サイズ
極 KIWAMI2の方がディスプレイサイズが大きい分、本体サイズもMoto Z Playより若干大きくなっています。
ただ、そこまで差はないので、この本体サイズの差はディスプレイによるものと考えて良いでしょう。
重さ
本体サイズが同じようなサイズなため、重さも極 KIWAMI2の方が3g重いだけで、差がありませんね。
なので、本体サイズや重さで選ぶには少し難しいです。サイズで選ぶよりフィット感やスペックで選ぶのが良いでね。
CPU
FREETELは台湾の半導体メーカーのHelio X20となります。対するMoto Z PlayはSnapdragon625。
違うメーカーなので、どちらのCPUが良いのか迷うかと思いますが、Helio X20とSnapdragonを比較したAnTuTuベンチマークをご覧下さい。
(C)TechGrapple
Helio X20とSnapdragon625が出ていますが、Snapdragon625の方が若干良いかな?という程度で大差はないようです。
なので、CPUに関してはメーカーは違うけれど、ほぼ同等と見て良いでしょう。
メモリ
メモリは、極 KIWAMI2が4GBなのに対し、Moto Z Playは3GBとなります。
最近はフラッグシップモデルでも4GBモデルが出ていますが、メモリだけでの差はそれほど見られないと思いますが、少しでもメモリスペックが高い方が良い場合は、極 KIWAMI2の方がおすすめです。
容量
容量は極 KIWAMI2が64GBなのに対し、Moto Z Play32GBとなります。
容量の数字で見ると極 KIWAMI2は倍の64GBとなるのですが、極 KIWAMI2はmicroSD非対応となっています。
対するMoto Z Playは本体容量は32GBと小さめですが、microSD対応による拡張が可能となっています。
もちろん、microSDカードの速度等問題はありますが、Moto Z Playも拡張可能なので、そこまで気にしなくても大丈夫かな、と思います。
写真をあまり撮らない人は32GBでも十分かと思います。
カメラ
カメラ画素数は極 KIWAMI2、Moto Z Playともに1600万画素ですが、フロントカメラが極 KIWAMI2が800万画素なのに対し、Moto Z Playは500万画素となります。
なので、自撮りをする人は極 KIWAMI2の方が良いと思います。
しかし、Moto Z PlayはMoto Modsによるカメラの拡張が可能で、画素数は変わりませんが光学ズーム10倍が可能となります。
自撮りでなく、普通にスナップや風景を撮る場合はMoto Z Playの方が拡張可能なので良いかもしれません。
バッテリー
極 KIWAMI2のバッテリーが3,400mAh、Moto Z Playは3,510mAhとMoto Z Playの方が若干大きいですが、バッテリーもちに関しては各メーカーの対策もありますし、数字的にも大差はありません。
ただし、違う点があるとすれば、Moto Z PlayはMoto Modsによる拡張が出来るという点でしょうか。
Moto Z PlayをMoto Modsで拡張すると、バッテリー駆動時間が最長20時間となり、ワイヤレス充電が可能となります。
対応周波数帯とWi-Fi
対応周波数・Wi-Fiともに同等です。Wi-Fiに関しては両機種ともに5GBのacに対応しています。
SIM
極 KIWAMI2、Moto Z PlayともにnanoSIMのDSDS対応機種ですが、Moto Z PlayはSIMトレイの1つはmicroSDと排他利用となっているため、microSDによる拡張をする場合はSIMカードは1枚しか使えないため、純粋なDSDSとはなりません。
Moto Z Play、極 KIWAMI2ともに、SIMカードを2枚同時に利用できます。
価格
基本スペックは大差ありませんが、価格と考えると極 KIWAMI2の方が若干コスパが高いと言えますね。このスペックで50,000円を切るのはすごいと思います。
どちらが買いか
拡張を行わず、本体スペックだけでの利用で十分なのなら、間違いなく極 KIWAMI2の方がスペックも良く価格も安いのでおすすめです。
また、「かえホーダイ」プランが出たこともあり、かなりおすすめと言えます。
しかし、Moto Z PlayはMoto Modsによる各種拡張ができるので、「拡張したい」のであれば、Moto Z Playの方がおすすめです。
ただし、DSDSという点にこだわるのであれば、Moto Z PlayはSIMトレイの一つが排他利用のため、純粋にDSDSにならないことには注意が必要です。
極 KIWAMI2が買いな人
(C)FREETEL
- microSDによる拡張が必要ではない人
- 純粋にデュアルSIM・デュアルスタンバイにこだわりがい人
- 保証が欲しい人
全体的にみて、極 KIWAMI2はかなりコスパの高いスマホと言えます。
この価格帯でこのスペックは本当に十分すぎるほどです。
Moto Z Playが買いな人
(C)モトローラ
- 様々な拡張を行いたい人
- DSDSにそこまでこだわらない人
Moto Z Playの魅力はなんと言っても、Moto Modsによる各種拡張が可能な点です。
もちろん、拡張するにはMoto Modsを別途購入する必要がありますが、Moto Modsは今後のモトローラのスマホでも使用していくことができるというので、決して無駄にはなりません。
まとめ
同価格帯でDSDS対応機種である極 KIWAMI2とMoto Z Playを比較してみましたがいかがでしたでしょうか。
本体スペックのみでの使用で十分であれば極 KIWAMI2が買い、Moto Modsによる拡張性が欲しい場合はMoto Z Playと比較的ユーザーが、どちらが自分にあっているか判断しやすい機種ですね。
sauce:TechGrapple
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