(C)Google
先日発表されたばかりのGoogle PixelとPixel XL。
そのGoogle Pixel XLのベンチマークが明らかとなり、iPhone7を大きく下回っていることがわかりました。
ベンチマーク比較
スマホはスペックだけでは性能を見ることはできないので、ベンチマークというのはかなり重要です。
では、今回明らかになったGoogle Pixel XLのベンチマークとiPhoneのベンチマークを比較してみましょう。
Google Pixel XLのベンチマーク
(C)Geekbench
こちらが、Geekbench上のGoogle Pixel XLのベンチマークスコアです。
シングルコアスコアが最大でも1685となっており、1500台が大半を占めます。そして、マルチコアスコアは約4000程度となっています。
このベンチマークは高いのでしょうか?それとも低いのでしょうか?
最近発売されたばかりのiPhone7のベンチマークを見てみましょう。
iPhone7のベンチマーク
(C)Geekbench
こちらが、iPhone7とiPhone7 Plusのベンチマークです。シングルコアスコアは3300-3400となっており、マルチコアスコアは5500前後となっています。
Google Pixel XLのシングルコアスコアが1500台がほとんどなので、Google Pixel XLはiPhone7の半分以下ということになります。
対してマルチコアスコアはGoogle Pixel XLも4000程度はいっていたので、iPhone7より1500ほど遅いくらいになります。
マルチコアスコアでは、なんとか面目を保っていますが、シングルコアスコアではかなり見劣りします。
では、過去のiPhone6sやiPhone6のベンチマークと比較するとどうなのでしょうか。
iPhone6sのベンチマーク
(C)Geekbench
こちらが、昨年発売されたiPhone6sのベンチマークスコアです。
シングルコアスコアは2500前後で、マルチコアスコアが4000前後となっています。
Google Pixel XLと比べると、マルチコアスコアではiPhone6sと同じ程度となりますが、シングルコアスコアはiPhone6sの方が1000ほど上回っていることがわかります。
では、2年前に発売されたiPhone6はどうなのでしょうか。
iPhone6のベンチマーク
(C)Geekbench
こちらが2年前に発売されたiPhone6のベンチマークスコアです。
こちらはシングルコアスコアが1500-1550とGoogle Pixel XLと同程度となります。ただし、マルチコアスコアは2500前後なので、マルチコアスコアに関してはGoogle Pixel XLを上回っています。
しかし、iPhone6って2年前のモデルですよ?Google Pixel XLのシングルコアスコアは2年前のiPhone6と同程度ということになりますよね。
2016年のハイエンドモデルと言うには少し情けない結果な気がします。しかも、価格もかなり強気な価格となっていますし。
なので、「動作速度が速いスマホが良い」と言うのであれば、Google Pixel XLではなく、iPhone7の方が良いですね。
source:Apple Insider