irumoは格安SIMに迫った？メリット・デメリットは？

2023年７月にドコモが新しく打ち出したirumo。

0.5GB。550円から使える、と格安SIMを意識した打ち出し方をしてきました。

今までキャリアの出す容量はどれも多くて、小さい容量のプランはありませんでした。

そこをついてきたのがirumoです。

では、irumoは格安SIMに迫っているのでしょうか？

格安SIMユーザーはirumoに乗り換えて大丈夫なのでしょうか？

irumoのメリット・デメリットについて解説していきます。

気になるirumoの料金プラン

※料金は税込み

セット割は、ドコモ光またはホーム5Gのセット割となります。

これらの割引がなければ、9GBでahamoの20GB料金より高くなってしまいます。

irumoを安く使うには、ドコモ光またはホーム5Gを利用していなければいけません。

irumoのメリット・デメリット

次にirumoのメリット・デメリットを見てみましょう。

メリット

キャリアメールが月330円で使える

キャリアから格安SIMに移行して困ることのひとつにキャリアメールがあります。

これまでは、格安SIMではキャリアメールを諦めるか、どうしても使いたい場合はキャリアの一番安いプランを併用する必要がありました。

しかし、irumoならオプションにはなりますが、月330円でドコモメールを使うことができます。

なので、セット割適用が条件とはなりますが、オプションでドコモメールが使えることができるのはメリットと言えるかもしれません。

デメリット

セット割を適用しなければ高額

前出の料金表を見てわかるように、irumoは割引を適用しないと割高になります。

割引を適用しなければ、9GBプランがahamoの20GBプランを超えてしまいます。

なので、現在ドコモ光、もしくはホーム5Gを使用している人しか安く使うことはできません。

dカード払いでないと若干割高

「dカードお支払割」というのがあり、dカードで支払うと若干ですが割引になります。

しかし、他の支払い方法を選択すると、当然この割引は適用されませんので若干ですが割高となります。

これもdカードを持っている人はいいですが、持っていない人はわざわざ作らなければいけません。

しかし、dカードはクレジットカードなので審査があり、皆が通るわけではありません。

0.5GBプランは実質使えない

セット割を適用しなければ割高だということは繰り返していますが、セット割の関係ない0.5GBプランがあります。

これなら割引関係なく、月550円で使えるのですが落とし穴があり、速度は3Mbps、データ容量超過後速度は128kbpsと低速になっています。

ドコモの速度が出ない、という落とし穴があるので、実質使えるプランとは言えません。

データの繰り越しができない

多くの格安SIMである、使わなかったデータの繰り越し。

しかし、irumoでは、データが余っても翌月に繰り越すことはできません。

つまり、使わなかったデータ容量は捨てることになります。

何気にありがたいデータ繰り越しがirumoにはありません。

ドコモメールに330円かかる

今まで格安SIMで別途ドコモを契約してドコモメールを使っていた人にとっては、月330円でドコモメールを使えるのはメリットになりますが、今までドコモでドコモメールを無料で使っていた人にとっては月330円かかってしまうのは負担となります。

これでは「ドコモを契約しているのに、なんでオプションなの？」となってしまいます。

格安SIMから乗り換えるべきか？

「こんなドコモを待っていた」

というキャッチコピーらしいですが、繰り返しますがセット割を適用しなければahamoの方が安くなるというサービスです。

irumoがおすすめの人は、セット割が適用になり、データ容量はそんなにいらない、ドコモメールは使いたい、というごくごく限られた人となります。

とにかく、セット割を適用することが大前提のサービスなので、現在格安SIMを利用している人が乗り換える対象となるかというと、そうではないと言えます。

さいごに：irumoのメリット・デメリット

irumoについて見てきましたがいかがでしょうか。

格安SIMに迫ったかのような打ち出し方をしてきましたが、実は割高だったことがわかると思います。

ahamoが20GBからなので小容量プランを狙って来たようですが、料金はセット割にしないと割高なので格安SIMユーザーが乗り換える魅力はないと思います。