ソニーの夏のフラッグシップモデルであるXperia XZ2 Premiumが、ドコモから本日・7月27日発売開始となり、8月10日にはauから発売となります。
そこで、海外でのXperia XZ2 Premiumのレビューをまとめたいと思います。
Xperia XZ2 Premiumレビュー
ようやく日本でもXperia XZ2 Premiumが発売となります。
楽しみにしているXperiaファンの方も多いのではないでしょうか。
そこで、海外でのXperia XZ2 Premiumのレビューをまとめたいと思います。
デザイン
様々な角度から見たXperia XZ2 Premiumを見ていきましょう。
背面から見たデザインです。
丸みを帯びたデザインで真ん中に厚みがあります。
下部のから見たデザインです。四隅も丸みを帯びています。
SIMスロットは上になりました。
やはり中央に向かってカーブを描いています。デザインとしては、Xperia XZ2と変わりません。
Xperia XZ2 Premiumは、テーブルなどの固いところへ置いて、持とうとするとエッジ部が滑りやすくなっています。
また、指紋センサーは背面になっていますが、指が的確に当たり辛く、カメラのレンズ部に指がいってしまいます。
指紋認証がやり辛いというのは困りますね。
また、Xperia XZ2 Premiumはイヤホンジャックが廃止されています。
それでは、他機種と比べてみましょう。
こうやって他機種と比べてみると、Xperia XZ2 Premiumの大きさが目立ちますね。
Xperia XZ2はHuaewi P20 ProやGalaxy S9+と比較しても大きさの差というのは目立たないのですが、Xperia XZ2 Premiumは縦だけではなく、横にも幅広いというのがよくわかります。
ディスプレイ
Xperia XZ2 Premiumのディスプレイは、5.8インチの4K HDRディスプレイでアスペクト比は16:9になります。
スマホに4Kディスプレイは必要なのか、と思う人もいるかもしれませんが、動画を視聴するとクワッドHDパネルとの違いに驚きます。
アスペクト比は、最近流行の18:9ではなく、16:9ですが、使用するには気になりません。
Xperia XZ2 Premiumの4Kはディスプレイのディテールや豊かな色というのはとても素晴らしいものですが、それを超えた場合はディスプレイは適度な品質となります。
最大輝度は437ニットとそれほど高い訳ではなく、直射日光の下で見るのは厳しいです。
一方、色温度は7769Kと冷たくなりますが、sRGBカラーチャートを見ると色の気成の歪みがあります。ですが、肉眼で4KのHDRビデオを見る時にそれが気になることはありません。
他機種とのディスプレイ品質の比較の結果はこちらになります。
最大輝度に関してはやはり数値としては悪くはないけれど、特別良い訳ではありませんね。ただし、最低輝度に関しては良い結果が出ています。
また、コントラストやガンマに関しても良いですね。
最後のDELTA Eというのは色差になります。これに関しても及第点といったところでしょうか。
インターフェースと機能性
Xperia XZ2 PremiumのOSはAndroid8.0 Oreoでソニーのインターフェースになっています。
インターフェースに関しては、最近のXperiaシリーズと変わりはありません。
なお、気になるのがディスプレイサイズの大きさですが、片手モードが搭載されているので、片手で操作したいという人でもあまり大きさを気にすることはないと思います。
切り替えは、ナビゲーションバーで左右にスワイプすることで可能です。
ダイナミックバイブレーション
Xperia XZ2 Premiumも、Xperia XZ2と同じくダイナミックバイブレーションが搭載されています。
ダイナミックバイブレーションは、ポケットに入れている時にわかりやすいですが、それだけではなく、ゲームをしている時に動的振動があるので迫力を感じます。
CPUとパフォーマンス
Xperia XZ2 PremiumはSnapdragon845、メモリは6GBとなっており、どんな操作でもサクサクとこなすことができます。
ゲームをプレイするにしても3Dのヘビーなものでもスムーズです。これはゲームをやる人にはとても嬉しいものです。
また、容量は64GBとそんなに大きい訳ではありませんが、外部拡張可能なので困ることはありません。
他機種とのベンチマーク比較は下記をご覧下さい。
残念ながらAnTuTuスコアは4機種の中で一番低い結果となってしまっています。
JavaScriptを測定するJetStreamでは高いスコアになっています。
その他ベンチマークを見ても、最高ではないけれど、高いスコアを出しています。
カメラ
次にカメラですが、Xperia XZ2 Premiumはデュアルカメラとなり、メインカメラは1920万画素+1220万画素、インカメラ1320万画素となります。
ただし、デュアルカメラと言ってもAppleのiPhoneのデュアルカメラとは異なり、ソニーのダブルカメラはズームインされた望遠レンズを搭載しています。
ソニーはセカンダリカメラの白黒画像を使用して、画像からより多くの光を取りだし、専用のAube融合画像プロセッサを使用することにより2つのカメラからの画像を一つに結合します。
その結果、Xperia XZ2 Premiumのデュアルカメラでは写真の場合は最大ISO 51200、ビデオの場合、最大ISO 12800で撮影することが可能となっています。
それでは、実際にXperia XZ2 Premiumで撮影したサンプル画像を見てみましょう。
まずは屋外での建物等の撮影です。ディテールまでくっきりとしています。
次に屋外での植物です。
緑がくっきりしていて、マクロで撮影した場合はそこそこのボケ感も出ています。
次に室内での撮影です。
室内でも画質が暗くなることはなく、明るく撮れています。
次に暗所での撮影です。陽が落ち始めた頃から夜まで。
暗い場所でもしっかりと撮れています。
最後に自撮りです。屋外・室内ともにしっかり明るいですね。
他機種と比較してみましょう。
まずはXperia XZ2 PremiumとiPhone Xです。
iPhone Xに比べるとXperia XZ2 Premiumの方がいろが明るいですね。
次にXperia XZ2 PremiumとGalaxy S9+との比較です。
こちらも、Galaxy S9+と比べるとXperia XZ2 Premiumの方が明るく撮れています。
ビデオ品質
Xperia XZ2 Premiumは4Kでのビデオ撮影が可能です。
細部までよく撮影できますが、唯一、光学的な画像の安定度に若干欠けることが残念です。
HDRビデオキャプチャに関しては、ハイライトをトーンダウンしながら影を強調し、HDRビデオに期待する豊富な照明を備えた屋外設定などを行います。
ビデオ全体のコントラストは弱くなったようにみえます。
それでは、4Kビデオサンプルをご覧下さい。
マルチメディア
Xperia XZ2 Premiumはフロントにステレオスピーカーを搭載しています。
これにより、音のバランスが取れます。
そして、このスピーカーはスマホを手にした時にスピーカーが隠れることがありません。
また、4Kディスプレイなので、Netflixなどの4K動画を観るとディスプレイと音声の両方で迫力が出ます。
バッテリーもち
スマホで大事な項目の一つにバッテリーがあります。
Xperia XZ2 Premiumのバッテリーは3,450mAhで、1日使用しても問題ありませんでした。
ただし、ベンチマークで見るとXperia XZ2と比べるとXperia XZ2 Premiumのバッテリーライフは短く、充電時間もXperia XZ2より長くなっています。
Xperia XZ2のバッテリーは、3,060mAhなのでXperia XZ2 Premiumの方が充電時間がかかるのは仕方ないものではありますが、やはり4Kディスプレイのせいでしょうかバッテリーライフは短めになっています。
他機種とのバッテリーライフ比較は以下の通りです。
レビューまとめ
それでは、Xperia XZ2 Premiumのレビューまとめとして、Xperia XZ2 Premiumの良い点とイマイチな点をあげたいと思います。
Xperia XZ2 Premiumの良い点
- 4Kディスプレイが圧倒的に綺麗
- カメラ画質が印象的
- 4K HDRビデオも印象的
- Snapdragon845のおかげでサクサクしている
- SIMやmicro SDへのアクセスがしやすい
Xperia XZ2 Premiumのイマイチな点
- 指紋認証がしづらい
- 完全な暗闇で写真を撮るのは実用的ではない
- 価格が高価(アメリカでの価格)
Xperia XZ2 Premiumの価格
それでは、Xperia XZ2 Premiumの価格はいくらでしょうか。
まず、ドコモとauの価格を見てみましょう。
機種変・新規 | MNP(乗り換え) | |
![]() | 一括:112,752円 実質負担額:2,808×24=67,392円 | 一括:112,752円 実質負担額:2,106円×24=50,544円 |
au | 一括:108,000円 実質負担額:2,250×24=54,000円 | 一括:108,000 実質負担額:2,250×24=54,000円 |
価格を見ると、機種変・新規の場合はauの方が安いですが、MNP(乗り換え)の場合はドコモの方が安くなります。
また、ドコモ・auともにキャンペーンを行っており、ドコモは50人に1人、dポイント10,000ポイントが当たり、先着一万名に5,000円分のソニーストアお買い物券が貰えます。
他にも下取りプログラムがあるので、下取りプログラム対象機種を使用している方は安く購入できます。
対してauは、Xperia XZ2 Premium予約と共に、「auピタットプラン/auフラットプラン」+「2年契約(誰でも割)・2年契約(誰でも割ライト・自動更新なし)・スマイルハート割引のいずれか」に加入し、8月31日までにau WALLET プリペイドカードに申込完了することで、au WALLET プリペイドカードへ3,000円キャッシュバックを行っています。
また、Xperia XZ2 Premiumは海外ではすでに発売されているため、ExpansysやETORENでも発売されています。
Expansys | 98,545円(別途消費税) |
ETOREN | 102,143円(消費税込み) |
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