iPhone7とiPhone7 Plusが発売されて2週間。
まだ、どちらを買おうか迷っている方もいると思います。
そこで、iPhone7とiPhone7 Plusをスペックと速度から比較してみました。
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iPhone7とiPhone7 Plusスペック比較
それでは、iPhone7とiPhone7 Plusのスペックを比較してみましょう。
iPhone7 | iPhone7 Plus | |
ディスプレイ | 4.7インチ 1,334×750 326ピクセル | 5.5インチ 1,920×1,080ピクセル |
本体サイズ | 138.3×67.1×7.1mm | 158.2×77.9×7.3mm |
重さ | 138g | 188g |
CPU | A10 Fusion 64ビット | |
メモリ | 2GB | 3GB |
容量 | 32GB、128GB、256GB(ジェットブラックは128GBと256GBのみ) | |
カメラ | 1200万画素/700万画素 最大5倍のデジタルズーム | 1200万画素/700万画素 最大10倍のデジタルズーム デュアルカメラ |
バッテリー | 1,960mAh 連続通話時間:3Gで最大14時間 連続待受時間:最大10日間 | 2,900mAh 連続通話時間:3Gで最大21時間 連続待受時間:最大16日間 |
価格 | 72,800~94,800円 | 85,800~107,800円 |
メモリとバッテリー容量はAppleは公表しないので、発売後にベンチマークなどから明らかとなったものです。
それでは、各項目別に見ていきましょう。
サイズ
ディスプレイサイズが4.7インチと5.5インチと0.8インチもの差があります。スマホで0.8インチのディスプレイサイズの違いというのは大きいですね。
ディスプレイサイズが大きいということは、当然本体サイズも変わってきます。
iPhone7の高さ138.3mmに対し、iPhone7 Plusは158.2mmと19.9mmと約2cmの差となり、手へのフィット感に大きく左右する幅に関しては、iPhone7は67.1mm、iPhone7 Plusは77.9mmと10.8mmの差があります。
高さというのはあまり手へのフィット感に関係はしませんが、幅でフィット感は大きく変わります。
特にiPhoneのデザインというのはまっすぐなので、手へのフィット感というのはもともと考えられていません。
なので、サイズというのがとても重要となってきます。
iPhone7は女性でも普通に片手で持てるサイズとなりますが、iPhone7 Plusは女性が片手で持つには少し大きめとなります。
そして、サイズが違うということは重さも変わってくるのですが、iPhone7の138gに対し、iPhone7 Plusは188gと50gも重くなっています。
スマホでは10gの差も大きいのですが、50gとなるとすごい差ですね。
幅も考えると、iPhone7 Plusはディスプレイが大きくて良いですが、手の小さい方や女性には少し大きめですし、重いですね。
メモリ
iPhone7とiPhone7 Plusは同じA10チップを搭載していますが、メモリはiPhone7が2GB、iPhone7 Plusが3GBとなっています。
メモリが違うとスピードにも影響してくるのですが、スピードに関しては後ほど述べます。
バッテリー
バッテリーはiPhone7が2,000mAhを切っているのに対し、iPhone7 Plusは2,900mAhとかなり大きくなっています。
その差、940mAh。これはかなり大きいですよね。
この差が連続通話時間や連続待受時間に反映されており、iPhone7が連続通話、最大14時間なのに対し、iPhone7 Plusは21時間と7時間の差が出ました。
また、連続待受時間もiPhone7が10日なのに対し、iPhone7 Plusは16日と6日も違います。
カメラ
iPhone7とiPhone7 Plusではカメラはシングルカメラかデュアルカメラかの違いだけでなく、最大ズームも違います。
iPhone7は最大5倍なのに対し、iPhone7 Plusでは最大10倍となります。
価格
当然ですが、iPhone7とiPhone7 Plusでは価格も変わります。iPhone7が72,800円からなのに対し、iPhone7 Plusは85,800円からとなります。
その差は13,000円です。
iPhone7とiPhone7 Plusで大きく違うのはカメラとバッテリーなので、そこに13,000円の価値を見いだせるかどうかによって大きく変わります。
iPhone7とiPhone7 Plusのスピード比較
iPhone7とiPhone7 Plusでは同じA10チップですが、メモリが違います。
その差はスピードにどう影響してくるのでしょうか。
iPhone7とiPhone7 Plusのスピードに関する動画を2つご覧下さい。
同じスピードテストではありますが、内容に違いがあるので、両方見るとより良くわかります。
まずは、iPhone7とiPhone7 Plusで同じ16のアプリを次々に起動し、それを2回繰り返すテストです。
2周終わるまでにかかった時間は、iPhone7が2分23秒97かかったのに対し、iPhone7 Plusは2分13分95と約10分の差が出ました。
この差は大きいですね。
次のテストは、表示反応速度とWi-Fi速度となります。
こちらの動画を観ると、面白いことにアプリを立ち上げた時の表示反応はiPhone7の方が若干早いことがわかります。
しかし、ゲームや動画視聴といった負荷をかけるアプリになると、iPhone7 Plusの方が断然早く、iPhone7は遅くなります。
そこで、JavaScriptベンチマークであるOctaneテストをやってみると、iPhone7が26711なのに対しiPhone7 Plusは26270という結果になりました。
意外なことに、iPhone7の方がベンチマークスコアは良いのすね。
ゲームや動画で遅くなるのは、メモリの差によるものと思われます。
このスコアから見ると、「スペックの良いiPhone7 Plusの方が良い」とは一概には言えないということがわかります。
そして、Wi-Fi接続時のスピードを計測すると、iPhone7 Plusは最大89.86まであがるのですが、iPhone7は最大86.98となります。
こちらがiPhone7 PlusのWi-Fi接続時の最大スピードです。
そして、iPhone7のWi-Fi接続時の最大スピードはこちらです。
Wi-Fi接続時のスピードまで違うとは思いませんでしたね。
ほんのわずかの差ではありますが、Wi-Fi接続時のスピードはiPhone7 Plusの方が早いことがわかりました。
まとめ
iPhone7とiPhone7 Plusをスペック面だけでなく、実際に使用した際のスピードといった面まで含めたトータルで比較してみましたがいかがでしたか?
スペックというのは性能が良くわかるようでいて、スペックだけではわからない部分というのがとてもあります。
そこで、iPhone7とiPhone7 Plusのどちらを購入しようか悩んでいる方は、どちらを選べばいいのでしょうか。
iPhone7がおすすめな人とiPhone7 Plusがおすすめな人とわけてみました。
iPhone7がおすすめな人
- あまり大きくない方が良い人
- 軽い方が良い人
- Webブラウジングや通常のアプリ使用が中心の人
- 少しでも安い方が良い人
iPhone7 Plusがおすすめな人
- 大画面が良い人
- 3Dゲームをしたり、動画を良く観る人
- カメラズームが大きい方が良い人
- バッテリー持ちにこだわる人
- Wi-Fi接続が少しでも早い方が良い人
iPhone7とiPhone7 Plusどちらを購入しようか悩んでいる方に、少しでも参考になれば幸いです。