サムスンの次期フラッグシップモデル、Galaxy S8に搭載されるバッテリーですが、サムスンSDIが供給し、20%ほど早くなるそうです。
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Galaxy Note7の発火原因はサムスン製バッテリーが原因ではない
昨年秋に発表され、大々的な発火事故を起こし、世界的リコールとなったGalaxy Note7。
当初、Galaxy Note7の発火原因は、サムスン製のバッテリーにあると言われていましたが、どうもそうではないようです。
"갤노트7 발화 배터리 결함 아니다" 내부 결론
via MK 뉴스
上記は、1月3日の韓国のメディア、MKニュースが伝えたものです。
これを日本語に訳すと、
「Galaxy Note7の発火原因はバッテリーの欠陥ではない」となります。
MKニュースによると、サムスン内部では、こういう結論に達したということで、サムスンは、来月ロシアで発売されるGalaxy Aでは、サムスンSDIの大容量バッテリーを搭載しているといいます。
もちろん、全てのバッテリーをサムスンSDIがまかなう訳ではありませんが、最も多くを供給すると言われています。
確かに、サムスンSDI製のバッテリー不具合と当初判断され、サムスンSDI以外のバッテリーを搭載したGalaxy Note7に交換しましたが、安全と言われているGalaxy Note7も発火してしまいましたね。
ということは、サムスンSDI製のバッテリー不具合が原因ではない、ということになります。
実際、その後に「バッテリーセル自体の問題、または電圧コントローラーの暴走、もしくはその複合的問題ではないか」と言われました。
まだ、サムスンからの公式見解は発表されていませんが、少なくとも「サムスンSDI製のバッテリー不具合」という訳ではないようですね。
そして、サムスン内で、サムスンSDIのバッテリーに不備はない、と見られたため、Galaxy Aに搭載と言う流れになったのでしょう。
サムスンにしてみたら、Galaxy Note7で大ダメージを負っているので、よほどの確信がないとサムスンSDIのバッテリーを搭載することはないでしょうからね。
もし、サムスンSDIのバッテリーが怪しいのであれば、慎重を期してサムスンSDIを外すはずです。
Galaxy S8にはサムスンSDIのバッテリーが搭載?
MKニュースでは、その他にも、Galaxy S8のバッテリー供給にサムスンSDI製がある、とし、当分はサムスンSDIが大多数のバッテリー供給を行うとしています。
以前、Galaxy S8のバッテリーはライバル社のLGから調達することを考えていると言われていましたが、今回の情報と併せて考えると、LGからバッテリーを供給されることはあっても、メインのサプライヤーはサムスンSDIということでしょうか。
それとも、LGからの供給はなしということなのでしょうか。
Galaxy S8はGalaxy S7より20%早く!
(c)Android Police
Galaxy S8に搭載されるCPUは、Snapdragon835、ないしはSnapdragon830になると言われています。
有力なのはSnapdragon835です。
Snapdragon835に関しては、昨年末に発表されたばかりで、詳細に関しては不明でしたが、この度明らかになりました。
クアルコムによると、「Galaxy S8のプロセッサーは、Galaxy S7のSnapdragon 820よりも20%速く、25%効率的になる」ということです。
クアルコムでは、Galaxy S8に搭載されるCPUはSnapdragon835と言っているのですね。
ちなみに、このSnapdragon835はCES2017で発表され、「Kryo 280を実装したオクタコア」とし、Snapdragon 820比で、最大20%の処理性能向上と最大25%の電力効率改善を実現」としています。
Snapdragon820はXperia XZにも搭載されていますが、そのSnapdragon820より20%早いというのは楽しみですね。
日本では、Galaxy S7 edge以来の新モデルとなるので、期待したいですね。
sauce:MKニュース via SAM MOBILE、SAM MOBILE、Android Police
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