格安SIMフリースマホで人気の富士通のarrowsシリーズから、arrows M04が登場しました。
SIMフリースマホの中では充実した機能で人気です。
今回発売になったarrows M04は前作・arrows M03からどのように進化したのでしょうか?
arrows M04のスペックを見ながら比較していきます。
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arrows M04のデザイン
これが、arrows M04のデザインです。
癖のないシンプルなデザインですね。
前作のarrows M03のデザインはこんな感じでした。
フレーム部が少し変わっているものの、おおよそとしてデザインに変化はありませんね。
でも、長く使うにはシンプルでいいのではないでしょうか。
arrows M04の特徴
前作・arrows M03は「タフネス」がキャッチコピーでした。
防水・防塵というのは当たり前。それに加えて、米軍規格準拠の耐久性がウリでした。
では、今回のarrows M04はというと、「ハンドソープで洗える」です。
防水を謳ってはいても、普通はちょっとそれは...となりますが、それを水だけでなく洗剤を使っても大丈夫、というのはシンプルな言葉のようでいてインパクトがありました。
「スマホが汚れたから、ハンドソープで洗おう」という発想はありませんでしたよね。
そして驚くことに、米国国防総省の調達基準(MIL-STD-810G)の23項目に準拠しているそうです。
この23項目がどんな項目か、富士通のサイトを見てみると、下記のように書かれていました。
米国国防総省の調達基準(MIL-STD-810G)の23項目、落下、衝撃、浸漬、粉塵(6時間風速有り)、粉塵(72時間)、塩水噴霧、湿度、太陽光照射(連続)、太陽光照射(湿度変化)、振動、風雨、雨滴、高温動作(60℃固定)、高温動作(32~49℃変化)、高温保管(70℃固定)、高温保管(30~60℃変化)、低温動作(-20℃固定)、熱衝撃、低温保管(-30℃固定)、低圧保管、低圧動作、氷結(-10℃氷結)、氷結(-10℃結露)に準拠した試験を実施。充電可能な温度範囲:5~35℃。使用環境:温度5~40℃(ただし、36℃以上は風呂場などでの一時的な使用に限る)、湿度45~85%。風呂場では、温度は5℃~45℃、湿度は45~99%、使用時間は2時間以内の範囲。
Via 富士通
また、ステンレスフレームを採用。
落下させた場合にも分散させる、リジッドベゼルの採用で画面割れなどにも強くなったそうです。
arrows M03もタフネスがウリでしたが、arrows M04は更にタフネスですね。
そしてもう一つ。
それは、スマホ初心者やお年寄りでも使いやすくなっていること。
ホーム画面がらくらくスマートフォンのようですね。
らくらくケータイからの流れで、アイコンはわかりやすく大きく。
よく電話を掛ける相手もすぐに呼び出せます。
メッセージやブラウザは、スマホに慣れた人は「このアプリがいい」というこだわりがありますが、はじめてスマホを使う場合やお年寄りにはこのようにされた方が一目でわかるのでいいですね。
また、文字もくっきり見えるように、「はっきり文字」という機能が搭載されているのもいいですね。
後、これは面白いな、と思った機能が拡大鏡です。
スマホの画面をズームではなく、例えば新聞などを読んでいて文字が小さくて見づらいと思った時に、arrows M04を拡大鏡として使えるそうです。
他にも迷惑電話対策機能もついているそうです。これはいいですね。
arrows M04のスペックをarrows M03と比較
arrows M04 | arrows M03 | |
OS | Android7.1 | Android6.0 |
ディスプレイ | 約5.0インチHD IPS液晶(720×1280) | 約5.0インチHD IPS液晶(720×1280) |
本体サイズ | 約144mm×71mm×8.0mm | 約144mm×72mm×7.8mm |
重さ | 148g | 141g |
メモリ | 2GB | 2GB |
容量 | 16GB(最大256GB) | 16GB(最大200GB) |
カメラ | 1310万画素/500万画素 | |
バッテリー | 2580mAh | |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n | |
Bluetooth | 4.1 | |
MIL規格 | 23項目 | 14項目 |
防水・防塵 | IPX5/8、IP6X | |
おサイフケータイ | ○ | |
ワンセグ | ○ | |
指紋認証 | × | |
カラー | ブラック/ホワイト/ゴールド/グリーン/デニムブルー | ブラック/ホワイト/ピンク/シャンパンゴールド/グリーン |
arrows M04が進化した点は、ストレージ容量と堅牢性ではないでしょうか。
ストレージ容量は、本体ストレージはarrows M03と変わらず16GBではあるものの、外部拡張で256GBまで可能となりました。
後は、arrows M04の特徴で挙げたように、MIL規格に準備した堅牢性です。
だから、スペックの進化というよりは、「arrows M03をさらに丈夫に」といったところでしょうか。
そしてカラーバリエーションですが、一応5色ではあるのですが、基本カラーはブラックとホワイトのみで、他の3色は販売元による限定色となります。
これが、基本色のホワイトとブラックです。
次に限定色がこちらです。
左から、ゴールド(楽天モバイル限定)、デニムブルー(ビッグカメラ、コジマ、ソフマップ、IIJmio限定)、グリーン(mineo限定)となります。
arrows M03の時は基本色にピンクもありましたが、arrows M04はもっと絞られましたね。
取り扱いと価格
価格は、販売元により異なります。
家電量販店
- エディオン
- ケーズデンキ
- コジマ
- 上新
- ソフマップ
- ノジマ
- PCデポ
- ビックカメラ
- ヤマダ電機
- ヨドバシカメラ
MVNO
- イオンモバイル 37,800円(税抜)
- IIJmio 一括32,800円(税抜)/1380円×24回 Amazonギフト券5000円キャンペーン
- FiiMo 32,800円(税抜)
- QTMobile 33,600円(税抜)
- DMMモバイル 33,800円(税抜)/1797円×24回
- NifMo
- BIGLOBE SIM 一部プランで20,000円キャッシュバックキャンペーン
- mineo 31,800円(税抜)/1325×24回
その他
→ Amazon 42,800円
→ 楽天市場 販売元により異なる
まとめ
ディスプレイやカメラ、CPUといったスペックでの進化は残念ながらありませんが、堅牢性といった点では、arrows M03を遙かに上回ります。
確かに、スペックで見ればarrowsより魅力的なSIMフリースマホは多いですが、堅牢性があり、国産モデルという安心感は他のスマホにはない魅力だと思います。
また、従来のスマホユーザーだけでなく、スマホ初心者やお年寄りといったユーザーに焦点を合わせているのも良いのではないでしょうか。
特に、お年寄りでも使えるSIMフリースマホを出したという点で評価したいと思います。
若い人はスマホに慣れるのも早いと思いますし、どんなスマホでも使えます。
でも、現在、お年寄りが使えるスマホというのは、ドコモが出しているだけです。
高齢者のいる家庭で携帯代を抑えたいと思っても、若い人はどんなSIMフリースマホでもいいですが、高齢者ではなかなか操作を覚えるのは難しいので、こういったらくらくスマートフォン的なSIMフリースマホが登場するというのはいいことだとですね。