日本国内で使える数少ないSIMフリースマホ。
7月下旬に富士通がarrows M03を、シャープがAQUOS mini SH-M03を発売します。
国産らしくおサイフケータイが使えるのもポイント。その両機種を徹底比較してみました!
Contents
arrows M03とAQUOS mini SH-M03の特徴
arrows M03とAQUOS mini SH-M03は、日本国内で使える数少ないSIMフリースマホであり、その中でもさらに数少ない、おサイフケータイを使える格安スマホになります。
arrows M003は富士通、AQUOS mini SH-M03はシャープと国産であり、また、どちらもフラッグシップモデルスマホを製造しているメーカーだけあり、その他格安スマホと比べると機能の充実には一日の長があります。
それでは、そんなarrows M03とAQUOS mini SH-M03の特徴をそれぞれ見ていきましょう。
arrows M03の特徴
(C)Fujitsu
arrows M03は、2015年秋に発売されたarrows M02の後継モデルとなります。
arrows M03の特徴として、高性能カメラレンズ、電池の3日持ちと急速充電対応、ATOKを採用した賢い文字入力、米軍規格準拠の耐久性、防水・防塵対応、となっています。
カメラレンズは、ソニーのCMOSセンサーを採用し、約1310万画素のF値2.0とこの価格帯としては良いカメラとなっています。
それだけでなく、見たままに撮れる、富士通独自の画像処理エンジン「GRANVU(グランビュー)」を採用して、"室内でもキレイに撮れる" としています。
電池は、ユーザーそれぞれの効率的なCPUの使い方を分析し、利用シーンに合わせた省エネながらに高いパフォーマンスとなるよう設計されているようです。
そんな省エネ技術で少ないバッテリー容量ながらに、"3日間持つ" を実現。
また、気になる日本語入力は富士通のハイスペックモデルと同じくATOKを採用した”Super ATOK ULTIAS(ウルティアス)” を採用。
この辺の日本語入力へのこだわりは、日本製メーカーらしい心くばりですよね。
ATOKは使いやすく変換が賢いとして人気なので、それが標準で搭載されているのはarrowsの強みと言えます。
そして、米軍規格準拠の耐久性というのに驚きました。
スマホって、注意していても、ついうっかり落としてしまったりということがありますよね。
落下による傷つきやディスプレイの割れを起こしにくいデザインとしているそうです。
そして、IPX5/IPX8の防水でお風呂場やキッチンでも安心して使えるようになっています。
AQUOS mini SH-M03の特徴
(C)Sharp
AQUOS mini SH-M03は海外で、「小型のモンスター機」として注目されています。
AQUOS mini SH-M03はシャープのスマホの売りである、IGZOエンジンを搭載し、しゃべるAI・エモパーも搭載と、シャープのハイスペックスマホに搭載されているシャープ独自の機能をそのまま採用しています。
また、3日間余裕で使える省エネ設計。
カメラは、光学式手ぶれ補正機能で、薄暗い室内など手ぶれしやすい状況でも手ぶれを抑えて、クリアな画像と動画が撮れるということです。
AQUOS mini SH-M03に限らず、AQUOSスマホの売りはIGZOエンジンとエモパーだと思います。
IGZOエンジンは、高精細で明るいながらにバッテリー消費を抑え、ECO技のON/OFFによりユーザーが自分で省エネを切ったりすることができるように設計されています。
管理人も使っていますが、ECO技がONになるとどうしても画面が暗くなってしまうので、自分でOFFにできるのはとても便利ですね。
そしてもう一つの人工AI・エモパー。
これは、エモパーがユーザーのライフスタイルに合わせて声をかけてくれ、調べ物をしたい時などにも役立ちます。
スマホを置いた時などに、エモパーが話しかけてくれるのは、機械らしくなく、どこかホッとできます。
また、AQUOS mini SH-M03に搭載されているエモパーは「エモパーメモ」に対応し、大事なことをメモしたものの忘れてしまう、といううっかりを良いタイミングで教えてくれるという優れもの。
カレンダーアプリの通知機能もありますが、このエモパーメモはそれとはひと味違います。機械じみていなくて、執事的というか相棒のようです。
また、着信などを本体下部のLEDでお知らせしてくれます。
このLEDは着信時だけでなく、エモパーが話している時やロック解除時にも光で教えてくれるそうです。
arrows M03とAQUOS mini SH-M03のスペック比較
arrows M03とAQUOS mini SH-M03のそれぞれの特徴をご紹介した後は、気になるスペックを比較してみます。
arrows M03 | AQUOS mini SH-M03 | |
メーカー | 富士通 | シャープ |
OS | Android6.0 | Android6.0 |
サイズ | 144×72×7.8mm | 126×66×8.9(奥行き最厚部9)mm |
CPU | Qualcomm Snapdragon 410 MSM8916/1.2GHz 4コア | Qualcomm Snapdragon 808 MSM8992/1.8GHz+1.4GHz 6コア |
RAM | 2GB | 3GB |
容量 | 16GB(マイクロSD最大200GB) | 16GB(マイクロSD最大200GB) |
カメラ | 1310万画素/500万画素 CMOS | 1310万画素/500万画素 CMOS |
バッテリー容量 | 2,580mAh | 2,810mAh |
本体カラー | ブラック、ホワイト、ピンク、シャンパンゴールド(楽天モバイル限定)、グリーン(mineo限定) | ホワイト、レッド |
ディスプレイ | 5インチHD 720×1280ピクセル | 4.7インチフルHD 1080×1920ピクセル |
重さ | 141g | 120g |
対応周波数帯 | LTE:Band 1、3、8、19、26 3G:Band 1、5、6、8、19 | LTE:Band 1、3、19 3G:Band 1、5、6、19 |
VoLTE | ○ | ○ |
おサイフケータイ | ○ | ○ |
ワンセグ | ○ | ○ |
防水・防塵 | IPX5、8/IP6X | IPX5、8/IP6X |
価格 | 2万9800円~ | 4万4800円~ |
いかがですか?
価格は、15,000円ほどarrows M03の方が安くなっていますが、ディスプレイやCPUなどスペックがAQUOS mini SH-M03より劣ります。
しかし、対応周波数帯はarrows M03の方が多く、またカラバリも豊富なので、"とにかく安く持ちたい"、"サブスマホとして使いたい" という方にはいいですね。
対するAQUOS mini SH-M03は45,000円ほどと少し高めになりますが、それに見合うスペックとなっています。
"ハイスペックなフラッグシップモデルはいらないけれど、そこそこのスペックで安いスマホが欲しい"、という方にピッタリなコスパの良い機種と言えます。
ディスプレイサイズが4.7インチと最近のスマホとしては小ぶりですが、iPhoneもiPhone SEで片手で持てるサイズとして4.7インチを復活させるなど、"片手で使いたい" 方には良いですね。
arrows M03はHUAWEI P9 liteやZenfone3と迷っている方は候補に入れても良いと思います。
対するAQUOS mini SH-M03は、この価格帯としては他にない独特なスペックとなっています。
フラッグシップモデルに採用されている機能をお手頃価格で味わいたい、という方にはAQUOS mini SH-M03はおすすめですね。
まとめ
価格帯もスペックも違うarrows M03とAQUOS mini SH-M03を無理矢理比較してみました。
arrows M03はライトユーザー向け、AQUOS mini SH-M03はミディアムユーザー向けとなっています。
けれど、どちらも魅力的な機種ですね。
個人的には、arrows M03のディスプレイとCPUがAQUOS mini SH-M03くらいあれば欲しいと思いますね。
AQUOS mini SH-M03は、単に管理人は現在、"AQUOSのフラッグシップモデルを使っているのでサブはシャープ以外がいい"、というだけの理由です。
それでは、最後にarrows M03とAQUOS mini SH-M03の購入できる場所をご紹介します。
arrows M03:
家電量販店
- エディオン
- ケーズホールディングス
- コジマ
- 上新電機
- ソフマップ
- ノジマ
- PCデポ
- ビックカメラ
- ヤマダ電機
- ヨドバシカメラ
MVNO
- IIJ
- mineo
- スマートモバイル
- Smart Labo
- DMM mobile
- NifMo
- BIGLOBEスマホ
- UQ Mobile
- 楽天モバイル
AQUOS mini SH-M03:
- goo SimSeller
- 楽天モバイル
公式サイト