先日発売になったばかりの、ソニーのフラッグシップモデル・Xperis X Performance。
そのXperia X PerformanceとiPhone6sの実機でのテスト比較をしてみました。
iPhone6sと比較すると、Xperia X Performanceの実力はどうでしょうか。
Xperia X PerformanceとiPhone6sを実機比較!
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去年の秋にAppleが発売したiPhone6s。
iPhoneは代々、バランスが良くハイスペックとなっているスマホです。
対する、Xperia X Performanceはソニーの2016年夏モデルのフラッグシップモデル。
その2機種の実機でパフォーマンスやベンチマークを比較してみました。
Xperia X PerformanceとiPhone6sデザイン比較
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Xperia X PerformanceとiPhone6sはどちらもアルミボディのシンプルな美しいデザインです。
上記の背面比較画像に使われているのは、グローバル版のアルミの継ぎ目のないデザインです。
日本国内で発売されているXperia X Performanceは下の画像のように、アンテナラインが入り、下部が樹脂製となっています。
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しかし、それでもXperia X Performanceの方があまりアンテナラインが目立たないですね。
ですが、デザインとしてはどちらも美しく、高級感を感じます。この辺は格安スマホでは見られませんね。
ちなみに、Xperia X PerformanceとiPhone6sのサイズ比較は下記となります。
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ディスプレイサイズは、Xperia X Performanceが5インチ、対するiPhone6sは4.7インチなので、その分のXperia X Performanceの方が若干大きめとなっています。
Xperia X PerformanceとiPhone6sのディスプレイ比較
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Xperia X PerformanceもiPhone6sもどちらも明るいディスプレイです。
解像度で言うと、Xperia X Performanceは1080×1920ピクセル、iPhone6sは1,334 x 750ピクセルとなっています。
解像度で行くと、Xperia X Performanceの方が解像度が高いですが、iPhone6sもそれに負けない明るさですね。
これはApple製品全てに共通していることで、Apple製品はパソコンも含めて、ディスプレイはどれもとても綺麗なことで有名です。
それでは、Xperia X PerformanceとiPhone6sのディスプレイ実力を数字で見てみましょう。
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ディスプレイクオリティを数字で表すと、RBG・CMYとグレイスケールではiPhone6sの方が上回りましたが、その他輝度や彩度などでは互角となりました。
RGB・CMYは色を表す3原色です。このRBG・CMYの数値と言うのは色の再現をするのにとても重要です。
iPhoneのディスプレイが綺麗と言われるのは、このRBG・CMYが良いからなのでしょうね。
Xperia X PerformanceとiPhone6sのインターフェイス比較
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Xperia X PerformanceとiPhone6sのインターフェイスを比較する上で忘れてはいけないのは、Xperia X PerformanceとiPhone6sでは搭載されているOSが違うということです。
Xperia X PerformanceはAndroid、iPhone6sはiOSを搭載しています。
そのため、メーカーごとのインターフェイスの違いと言うよりは根本的にインターフェイスの作りが違うので本来比較するのは向かない項目ですね。
Xperia X Performanceは設定のショートカットは上部を引っ張ることで、iPhoneは下部を引っ張ることで現れます。
設定できる項目はそれほど変わりませんが、AirDropがあったりするのは、iOSならではですね。
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こちらがXperia X Performanceのユーザーインターフェースとなります。
AndroidらしいUIをベースに丸いアイコンが印象的ですね。
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こちらがiPhone6sのユーザーインターフェースとなります。
現在のiOSは通知が見やすくなっているのが特徴です。
ただし、iOSはAndroidと違って、アイコンを好きなように配置はできないんですよね。
これは、Xperia X PerformanceとiPhone6sの違いというより、AndroidとiOSの違いとなります。
しかし、インターフェイスは大きく違うものの、どちらもユーザーにとってはわかりやすく見やすくなっています。
Xperia X PerformanceとiPhone6sのシステムパフォーマンス比較
CPUはXperia X PerformanceがSnapdragon820でiPhone6sはAppleのA9となり、どちらも同じ程度のCPUと言えます。
ちなみに、Xperia X Performanceのメモリ(RAM)は3GB、容量は32GBとなります。
対するiPhone6sはメモリ(RAM)2GB、容量は16GB、64GB、128GBとなります。
メモリはXperia X Performanceの方が上なんですね。
それでは、Xperia X PerformanceとiPhone6sのシステムパフォーマンスのベンチマークを見てみましょう。
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AnTuTuでは圧倒的にXperia X Performanceの方が上となりますが、その他ではiPhone6sの方が上回ることもあります。
このベンチマークを見ると、それぞれ特徴がるものの、総合的には互角と言えるのではないでしょうか。
これは、スマホで何をやるかでも変わってくるので、自分のあった方を選べばいいと思います。
例えば、同じゲームアプリでゲームをした場合でもiPhoneの方がスムーズなのもあるし、Androidの方がスムーズな場合もあります。
なので、自分の使い方で選ぶと良いと思います。
Xperia X PerformanceとiPhone6sカメラ比較
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歴代カメラ性能が良いと言われるiPhoneシリーズのiPhone6sと、一眼レフカメラの技術を活かし、カメラの力を入れているXperiaのXperia X Performance。
どちらもカメラに力を入れている機種だけに気になりますよね。
Xperia X PerformanceとiPhone6sのカメラ画素数はと言うと下記の通りになります。
Xperia X Performance | iPhone6s | |
メイン画素数 | 2300万画素 | 1200万画素 |
サブ画素数 | 1320万画素 | 500万画素 |
数値だけで見ると、Xperia X Performanceの方が圧倒的に画素数が高いです。
それでは、実際に撮影してみるとどうでしょうか?やはりXperia X Performanceの方が綺麗なのでしょうか。
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こちらが、Xperia X Performanceで撮影された画像です。
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そしてこちらが、同じ物をiPhone6sで撮った画像です。
それでは、他の画像も見てみましょう。
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こちらがXperia X Performanceで撮影された画像となります。
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こちらがiPhone6sで撮影された画像です。
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こちらがXperia X Performance。
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こちらがiPhone6sで撮影された画像です。
次に屋内で撮られた画像を見ていきましょう。
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こちらがXperia X Performanceで撮影された画像です。
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こちらがiPhone6sで撮影された画像です。
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こちらがXperia X Performance。
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こちらがiPhone6sで撮影された画像です。
いかがですか?
全体的に色の出方が全然違いますね。iPhone6sは全体的に色が濃くはっきりした印象となり、Xperia X Performanceは全体的に色が淡く薄い印象となります。
屋外で撮影すると、Xperia X Performanceは若干色が薄いかな?という気がしますが、屋内となると逆にiPhone6sでは色が濃すぎる傾向となります。
なので、これはどちらのカメラがいいかはユーザーそれぞれの好みと言えますね。
それでは、気になるカメラスピードを見てみましょう。
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Xperia X Performanceは一部測定できなかった項目がありますが、大差ないですね。
0.1の差だと体感的には同じと言えます。
どちらも良いですね。
次にXperia X PerformanceとiPhone6sで撮影する際のUIを比較してみましょう。
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こちらは大きく違いますね。
Xperia X Performanceは細かな設定が出来るのに対し、iPhone6sはただシャッターを押すだけとなっています。
色々自分で設定して撮りたい方には、Xperia X Performanceの方が向いていますが、簡単に撮りたいと言う方にはiPhone6sの方が向いていると言えます。
管理人はXperia X Performanceは使用していないものの、以前のXperiaの機種は何機種か使っています。
そして、iPhone6sは実際に所有し、カメラも使っていますが、簡単に撮りたい時はiPhone6sは楽ですが、「ちょっと設定したいんだけど」というような場面ではiPhone6sでは物足りなさを感じています。
それでは次に、Xperia X PerformanceとiPhone6sで撮影された動画をみてみましょう。
こちらは、Xperia X Performanceの1080ピクセル、30fpsで撮影されたものです。
こちらが、iPhone6sで撮影された1080ピクセル、30fpsで撮影された動画です。
どちらも大差ない、綺麗ですね。
次に、両機種で1080ピクセル、60fpsで撮影された動画を見て見ましょう。
こちらがXperia X Performanceで撮影されたものです。
こちらがiPhone6sで撮影されたものです。
どちらも、それほど大きく違いませんが、iPhoneの方が若干色が濃く見える気がします。
特に60fpsで撮影されたもので感じますが、目を凝らせば、といった程度なので、どちらも互角と言えるのではないでしょうか。
Xperia X PerformanceとiPhone6sのマルチメディア比較
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この項目もAndroidとiOSとOSが違うのでかなり違ってきますね。
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これは、慣れの問題もありますし、好みもありますが、プレイ画面はどちらも同じような感じですが、一覧にした時は項目別となっているXperia X Performanceの方が探しやすいかもしれません。
それでは、気になる音はどうでしょうか。音はXperiaが力を入れている部分です。
Xperia X Performanceはハイレゾ対応のノイズキャンセリング機能搭載です。
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これはちょっと意外なスコアかもしれません。
ヘッドホン出力をした場合はiPhone6sが圧倒的に良く、スピーカー出力した場合は、若干iPhone6sの方が良いものの大差ありません。
ということは、Xperia X Performanceはスピーカーが良いということですね。
Xperia X PerformanceとiPhone6sバッテリー比較
バッテリーというのは、一番気になる部分と言っても過言ではありませんね。
それでは、Xperia X PerformanceとiPhone6sのバッテリーベンチマークを比較してみましょう。
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ちなみに、両機種のバッテリーは、Xperia X Performanceが2750mAhで、iPhone6sが1715mAhとなります。
数字で見るとXperia X Performanceの方が大きいのですが、バッテリー長持ちで言うとiPhone6sの方が長持ちとなりました。
次に充電時間を見ると、こちらはXperia X Performanceの方が大容量ながらも早く充電できるという結果になりました。
Xperia X PerformanceとiPhone6sの比較まとめ
Xperia X PerformanceとiPhone6sの比較はいかがでしたか?
スペックの数字だけではわからない部分ってかなりありますよね。
今回、Xperia X PerformanceとiPhone6sの実機テスト比較を見て思ったのは、それぞれに特徴があるので、どちらが良いと一概に言えないということです。
ある部分ではXperia X Performanceの方が良くて、ある部分ではiPhone6sの方が良いので、後はユーザーの好みによると思います。
しかし、総体的に見た場合、どちらも甲乙つけがたい良い機種であると言えます。
これから、Xperia X Performanceを購入しようか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
source:Phone Arena
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