新生活が多く始まる春は、引っ越しのシーズンでもありますよね。
春から一人暮らしをする、または一家で引っ越す。
そんな時に悩むのがインターネット回線ではないでしょうか。
MVNOが伸びてきたとは言え、まだまだスマホのデータ通信料で悩んでいる人にとっては、自宅をWi-Fi化するのは外せませんよね。
でも、ひかり回線は高いし時間もかかる。
では、持ち歩き可能で月額固定で使えるWimax2+は自宅の固定回線の代わりになるのか?と考える人も多いと思います。
Wimax2+を固定回線代わりにできるのか経験を元に検証してみたいと思います。
Contents
Wimax2+は固定回線代わりに使えるのか?
フレッツ光をはじめとした固定のひかり回線。
速度が早くて良いのですが、工事費の高さもさることながら、毎月の費用も正直高いですよね。
今は、ドコモ光やauひかり、ソフトバンク光など携帯キャリアが光回線とのセット販売も扱い、若干安く使えます。
それでも正直、安いものではありませんよね。
そこで浮かぶのが、月額固定で使えるWimax2+は固定回線の代わりに使えないだろうか?ということですよね。
結論から言ってしまえば、Wimax2+を固定回線代わりに使うことは、条件付ではありますが可能です。
そういう筆者は、自宅の光回線がおかしくなった時に、実際に数日間Wimax2+を固定回線代わりに使用していました。
Wimax2+を固定回線として使うメリットとデメリット
先ほど、Wimax2+を固定回線代わりに使うことは、条件付で可能、と述べました。
そこで、Wimax2+を固定回線代わりに使うメリットとデメリットをご紹介します。
これが、Wimax2+を固定回線代わりに使う条件にもなります。
Wimax2+を固定回線代わりにするメリット
Wimax2+を固定回線の代わりに利用するメリットは下記の通りです。
- 宅内工事が不要
- 工事費用がかからない
- 月額費用を抑えられる
- 外出時はそのまま持って行ける
この4つが固定回線代わりにするメリットだと思います。
フレッツ光であれ、ひかり固定回線を自宅に引くには工事費用がかかります。
フレッツ光の工事費用は、戸建てで18,000円、集合住宅の場合15,000円かかります。
また、宅内工事が必要になりますので、その時は立ち会いが必要になります。
次に月額費用ですが、フレッツ光の月額料金はギガの場合戸建てで5,700円、集合住宅の場合3,350円です。
もちろん、長期契約をすることで料金を抑えることは可能です。
そして、なんと言ってもWimax2+は持ち歩きが可能なので、外出する時や旅行に行く時でもWimax2+を持っていけばいつも通りのネット回線が使えます。
Wimax2+を固定回線代わりにするデメリット
それでは、Wimax2+を固定回線代わりにした場合はデメリットを見てみましょう。
- エリアや宅内の場所によっては速度が不安定
- ひかり回線と比べると速度が遅い
- 3日で10GBの通信制限がある
筆者が実際にWimax2+を固定回線代わりに自宅で使用した時、端末を置く場所によって速度にバラツキがありました。
狭い部屋なら問題ないかもしれませんが、ある程度の広さがある場合は速度がいつもより遅くなる場合もあります。
次に、当然ですが、ひかり回線と比べると速度はベストであれ遅いです。
2018年3月現在、最新機種のW05で下り最大708Mbpsですが、WX04の場合下り最大440Mbpsです。
それに対し、ひかり回線は下り最大1GBbpsです。
もちろん、これはベストエフォートであり、実際には環境により速度には差がでますが、それでもWimax2+はひかり回線に比べると速度は遅いです。
そして、一番のデメリットは通信制限です。
以前は、3日で3GBとかなり制限がありましたが、今は3日で10GBに緩和されました。
あまり使用しない人であれば3日で10GBもあれば十分かもしれませんが、スマホやパソコンでゲームをしたりするヘビーユーザーであれば10GBは使ってしまいます。
スマホのデータ回線であれば節約の方法はあるのですが、Wimax2+の場合はそれはできません。
Wimax2+を固定回線代わりにするのに向いている人
Wimax2+を固定回線代わりにするメリットとデメリットを見ましたが、それではWimax2+を固定回線代わりにするのに向いている人はどんな人でしょうか。
- 一人暮らしの人
- 外出が多い人
- ライトユーザーの人
- すぐに使いたい人
こんな人はWimax2+が向いていると言えます。
特に一人暮らしでサラリーマンやOLの人は外出先で使うことが多いですよね。
Wimax2+は持ち運びができるので外出の多い一人暮らしの人には最適です。
また、動画やゲームなどはあまりやらないで、ネット閲覧やメールやSNSくらいというライトユーザーであれば通信制限は大丈夫だと思います。
最後に、固定回線を引くのには時間がかかるし立ち会いが必要になります。
でも、一人暮らしで勤めているとなかなかその調整が難しいですよね。
なので、回線を引くまでの繋ぎとして利用することができます。
Wimax2+を固定回線の代わりにするのに用意したいもの
では、Wimax2+を自宅で使用するのに用意したいものをご紹介します。
それは、クレードルです。
外出先で使う場合は必要ありませんが、自宅で使うにはクレードルはあると便利です。
こんな風にクレードルにWimax2+本体を立てて使います。
こんな感じですね。
時間も見れるし便利ですよ。
クレードルは機種によって違いますので、購入するときは注意して下さいね。
Wimax2+の電波が悪い時の改善策
Wimax2+を自宅で使用する場合、場所によっては電波が悪くなる時があります。
経験から言うと、部屋の真ん中などよりも窓際の方が電波が入りやすいので、自宅でWimax2+を置く場合は窓際に置くことをおすすめします。
それでも、イマイチ弱い場合もありますよね。
そんな時は、ホームルーターやWi-Fi中継器を導入するのも効果的です。
Wi-Fi中継器はコンセントに刺してすぐに使えるものがあり便利です。
UQのホームルーターもあります。
後は、筆者が実際にやったこととしてアンテナを自作しました。
アンテナの自作については、こちらで詳しく解説されています。
http://internet-kyokasho.com/wimax-parabola/
Wimax2+おすすめプロバイダ
Wimax2+はUQコミュニケーションズのサービスですが、プロバイダは沢山あります。
どのプロバイダを使っても通信品質やサービスは同じなので、できれば安いプロバイダで契約したいですよね。
そこで、2018年3月現在の料金を元に実際に料金を計算した、お得なプロバイダをご紹介します。
GMOとくとくBB
- 端末0円
- 事務手数料3,000円
- 最大36,000円キャッシュバック
月額料金は、ギガを2年契約で1〜2ヶ月目が3,609円で3ヶ月目以降は4,263円です。
月額料金だけを見ると最安値ではないのですが、キャッシュバックを受ければ2年間の料金は最安値になります。
筆者が契約しているのもGMOとくとくBBです。
カシモWimax
- 月額料金初月無料
- 端末0円
- 事務手数料3,000円
- 安心サポート(月300円)がある
最近格安SIMのiPhoneを扱っているカシモモバイルのカシモです。
カシモWimaxの月額料金は業界最安値なんです。
キャッシュバックはないのですが、月額料金が安いのでトータルで見ても安いですね。
また、有料ではありますが、端末が故障した場合の修理が無料になる安心サポートが月300円で入れます。
2年で使用した場合、安心サポートの総額は7,200円です。万が一2年以内に壊れてしまった時は、別途買い直したり修理となるとお金がかかるのでこれはとても安心ですよね。
3Wimax
- 端末0円
- 月額料金が安い
- 事務手数料3,000円
- 2年後に最新端末が貰える
- 2年契約で永年500円割引
- auユーザーの場合、スマホ月額料金が1,000円引き
- auスマホ割プラン加入で30,000円キャッシュバック
- au 4G LTEオプションがauスマートバリュー mine加入で無料
- 2年後に最新端末が貰える
3Wimaxは元々月額料金が安いのですが、魅力は2年後に最新端末が貰えることですね。
普通は買い換えになるのですが、3Wimaxの場合はそれが必要ありません。
そして、3WimaxはKDDI系なのでauユーザーだとさらにお得になります。
auスマホ割に入れば30,000円キャッシュバックがあるというのは大きいですよね。
また、
au 4G LTEオプションは通常月額1,004円なのですが、auスマートバリュー mine加入でずっと無料で使うことができます。
auユーザーでなくともお得なプロバイダですが、auユーザーだとさらにお得なので、auユーザーの場合は3Wimax一択なのではないでしょうか。
さいごに
結論として、Wimax2+を固定回線代わりにすることは "条件付で" 可能となります。
あまりヘビーユーザーでなければ節約にもなるし、いいのではないでしょうか。
しかし、動画やゲームなどを心置きなく楽しみたい方にはおすすめできません。
実際、筆者はネットを使うのがとにかく多いので、数日Wimax2+を固定回線代わりにしていましたが、ひかり回線が使えるようになった時は良かったと思いました。
もし、この記事を読んで、自分に向いているか微妙...と思われる場合は、Try WimaxでWimaxをレンタルしてみてはいかがでしょうか。
15日間使えるので、実際に自分の環境に合っているか体験することができます。