先日、auが発表した2016年夏モデル。Galaxy S7 edgeとXperia X Performanceの価格は既に発表となっていましたが、HTC10の価格も明らかになりました!
au HTC10は実質37,800円から
海外では既に発売されているHTC10。
日本では、先日auが発表したばかりで、6月中旬の発売が予定されています。
そんな中、auの公式サイトでHTC10の価格が判明しました。
スマートパス加入時(MNP・新規・機種変共通) | |
毎月割 | ▲1,710円 |
実質負担額 | 37,800円 |
スマートパス未加入時(MNP・新規・機種変共通) | |
毎月割 | ▲1,386円 |
価格 | 45,576円 |
一括購入価格 | |
MNP・新規・機種変 | 78,840円 |
Xperia X Performanceがスマートパス加入時でも実質43,200円。Galaxy S7 edgeは48,600円ととても高い価格に設定されている中、同じフラッグシップモデルであるHTC10がそれを下回る価格になったというのは驚きです。
ちなみに、もう一つのauのフラッグシップモデルとも言える、AQUOS SERIEもスマートパス加入時でも実質41,040円となっているので、HTC10が特に安いことがわかります。
スペックとしては、auの夏モデルフラッグシップモデルと同等、またはそれ以上とも言えるので、予想外の低価格でした。
アメリカでのHTC10の価格が$699〜(約75,000円)となっているので、海外との価格差も少ないと言えます。
実質0円廃止の影響
今回のau夏モデルの価格というのは、総務省の実質0円廃止を受けるものです。
総務省は、実質0円を廃止する代わりに、月額使用料を安く、また2年縛りの見直しを、というものでした。
この総務省の発表後もauとソフトバンクは実質0円のようなことをしたために指導が入ったので、今回の夏モデルが本当の意味での実質0円廃止後初となるのですが、多少高くなることは予想していましたが、予想外の高さになりましたね。
では、月額使用料が安くなったのかと言えば、長期利用者向けの割引は出ましたが、それほど安くなりませんでした。
また、2年縛りに関しても、auとソフトバンクは2年縛りを適用しない場合の月額使用料というのは高くなる結果となりました。
総務省が指導したのは、実質0円廃止する代わりに月額使用料を安くということだったはずなのですが、安くはなっていないという現実。
2年縛りを適用しない場合は逆に高くなるという結果になっています。
確かに携帯キャリアとしては、今まで実質料金が低い代わりに月額使用料で利益を出していたんですよね。
しかし、消費者としては本体実質料金が高くなったために加入や買い換えを控える傾向が出て来ました。
そうすると、キャリアとしては、やはり月額使用料は下げられないのは当然とも言えます。
最近、SIMフリースマホが人気の理由としては、「海外でも使える」よりも「格安SIMカードが使える」という理由になっていると思います。
ですが、日本国内で販売されているSIMフリースマホの機種は少ないという現実。
しかし、技適マークさえ表示できれば海外のSIMフリースマホでも日本国内で使用できるのですから、消費者としては海外のSIMフリースマホにも自然と目が向く結果になります。
海外の方が価格は安いですからね(本当は、これもおかしな話しなのですが)。
しかし、総務省の指導の影響は携帯キャリアだけでなく、消費者にも大きな影響を与えたと言えます。