10月下旬より日本でも使えることになるApple Pay。Suicaが使えることでも話題です。
Apple Pay登場前にApple PayのSuicaの使い方や様々な疑問点を調べてみました。
Contents
- 1 Apple Payで出来ること
- 2 Apple Pay Suicaの疑問
- 2.1 Apple PayはSuica以外のICカードは利用できないの?
- 2.2 SIMフリーのiPhone7でもSuicaは使えるの?
- 2.3 iPhone6sでSuicaは使えるようになるの?
- 2.4 バッテリーが切れたら使えないの?
- 2.5 Apple Pay Suicaはオートチャージできるの?
- 2.6 Apple Pay Suicaは券売機でチャージできる?
- 2.7 iPhoneとApple Watch2でSuicaを使える?
- 2.8 Suica定期券は対応になるの?
- 2.9 特急券グリーン券は購入できるの?
- 2.10 今まで使っていたSuicaカードは平行して使える?
- 2.11 EX-ICや銀行チャージ、キャリア決済、ネット決済不可
- 3 まとめ
Apple Payで出来ること
それでは、Apple PayでのSuicaの疑問の前に、そもそもApple Payってなんでしょうか?Suicaとどう違うのでしょうか。
まず、Apple PayはApple独自の電子決済となり、そのApple Payの中にSuicaやQUICPayなどがある、というイメージになります。
なので、Apple Pay=Suicaではないのです。これは後々重要となってきますので、覚えておいて下さい。
Apple Pay自体は、既に欧米では始まっていましたが、日本では遅れましたね。これはなぜでしょうか。
それは、日本のおサイフケータイであるNFCの規格にあります。
欧米でのApple PayはNFCでも Type AまたはBとなります。しかし、日本のおサイフケータイは同じNFCでもType-Fとなります。
このNFCの方式の違いが日本での対応が遅れた原因となりました。
それでは、日本におけるApple Payで出来ることはなんでしょうか。
- クレジットカードのように使う
- SuicaやQUICPay、iDが使える
ということになります。
Apple Payで使用出来るクレジットカード
Apple Payはクレジットカードやプリペイドカード等を紐つけないと使用することはできません。
現在発表されている、Apple Payで使用できるクレジットカードは上記となります。
ほとんどが使用できるのですが、VISAだけマークがありませんね。
ただ、三井住友カードはApple Pay対応となっているので、三井住友カード系のVISAなら可能なのか、それとも三井住友カード系VISAも使用できないのかは現段階では不明です。
また、iPhoneは高校生など未成年が使うことも多いですが、クレジットカードを持っていない未成年でもチャージタイプのプリペイドカード(softbankカードなど)があればApple Payを使用することができます。
Apple Payが使用できる場所
Apple Payが使用できるのは、下記となります。
- Suica、QUICPay、iDが使用できるところ
- Apple Payが使えるお店
Apple Payが使用できるお店はまだまだ少ないですが、SuicaやiDは多くの場所で使用できるので、広範囲で使えますね。
Apple Pay Suicaの疑問
Apple Payに関してはわかりましたが、Apple Payで一番注目されているSuicaについて色々な疑問がありますよね。
Apple Pay Suicaを使用する際の注意点はあるのか?オートチャージは可能なのか?iPhone6sなどでも使用できるのか。
そんな疑問を一つ一つ見て行きたいと思います。
Apple PayはSuica以外のICカードは利用できないの?
Apple PayがSuicaに対応しているけれど、PASMOやその他ICカードは使えないのでしょうか。
これは、一言で言えば、PASMOやICOCAなど、その他ICカードは使用できません。理由は簡単でモバイルに対応していないからです。
ただし、PASMOなどがそうですが、Suicaが乗り入れている、または使用できるところであればSuicaで利用可能です。
PASMOは首都圏の私鉄やバスで使われていますが、PASMOの使えるところはSuicaでも乗車可能です。
なので、Suica以外のICカード単体利用はできないが、Suicaが使えるところならOKとなります。
SIMフリーのiPhone7でもSuicaは使えるの?
結論から言うと、SIMフリーのiPhone7/7 PlusではApple Payは使用できますが、SuicaやiD、QUICPayは利用できません。
それは、先ほど述べたように、SuicaなどはNFC Type-Fのため、SIMフリーのiPhone7/7 Plusに搭載されているNFC Type-A/BではSuicaなどの利用はできません。
ただし、Apple Pay自体は利用できます。
なので、iPhone7でSuicaを使用したい場合は日本国内のキャリア版のiPhone7を購入する必要があります。
iPhone6sでSuicaは使えるようになるの?
iPhone7以前のiPhone6sなどを使用している方はとても気になると思いますが、iPhone6sではSuicaは使えません。これは、先ほどから述べているNFCの規格のためです。
ただし、iPhone6sなどでは、アプリケーションやウェブ上ではApple Payを使用することはできます。
しかし、あくまでもApple Payのみです。
バッテリーが切れたら使えないの?
iPhoneはスマホなので、おサイフケータイとしてのみ使用する訳ではありませんよね。通話やメール、ウェブなど様々な使い方をします。
そんな時、もし外出先でバッテリー切れとなってしまったら、Apple PayやSuicaは使えるのでしょうか?
現段階では、iPhoneのバッテリー切れの時にApple PayやApple Pay Suicaが利用できるかは不明です。
ただし、AndroidのモバイルSuicaは完全に放電しないうちであれば改札を通ることができるとされています。なので、iPhoneでのSuicaも同様ではないかと思われますが、Apple Payに関しては不明です。
Apple Pay Suicaはオートチャージできるの?
残高には気をつけていても、うっかりしてしまうことってありますよね。
モバイルSuicaでは、Suica発行エリア内であればオートチャージ可能となっています。しかし、iPhoneのSuicaの場合は、Apple Payありきとなります。
そこで、Appleのサイトを見たのですが、オートチャージに関しては触れていません。しかし、気になる点がありました。
(C)Apple
「今いるその場でSuicaをチャージする」とありますね。チャージするために券売機の列に並ぶ必要がないと言ってはいますが、オートチャージに関しては触れていません。
もし、オートチャージ可能なのであれば、「今いるその場でSuicaをチャージする」という書き方はしないと思うのですが。
この辺に関しては、実際にサービスが始まってみないとわかりません。
Apple Pay Suicaは券売機でチャージできる?
Apple Pay Suicaはモバイルになるので、Suicaにチャージする場合はApple Payを通してチャージすることになります。
なので、券売機ではチャージすることはできません。
なので、Apple Payで使用できるクレジットカードやプリペイドカードをApple Payに紐付ける必要があります。
iPhoneとApple Watch2でSuicaを使える?
Apple Pay Suicaが利用できるのはiPhone7だけではありません。Apple Watch2でもSuicaが利用できるようになります。
しかし、iPhoneとApple Watch2に同じSuicaを登録することはできません。
これは、Apple Pay Suicaだけでなく、Suica自体のルールなので仕方ないですね。
Suica定期券は対応になるの?
通勤や通学にSuicaを利用している方も多いと思います。それでは、手持ちのSuica定期券を含むSuicaはどうなるのでしょうか。
Suica定期を含むSuicaはそのままiPhone7に吸い上げることが可能ということです。なので、Suica定期を利用している人も心配いりませんね。
特急券グリーン券は購入できるの?
モバイルSuicaでは特急券やグリーン券も購入することができますが、Apple Pay Suicaでも同じように、特急券やグリーン券を購入することができる、という情報がありました。
特急券もグリーン券も買えるようです。 https://t.co/2SmCEiV9MF
— Nobi Hayashi 林信行 (@nobi) September 8, 2016
今まで使っていたSuicaカードは平行して使える?
Suicaの情報をiPhoneに吸い取ってしまうため、従来使用していたカード式のSuicaカードは使用できなくなります。
これは要注意ですね。
EX-ICや銀行チャージ、キャリア決済、ネット決済不可
10月9日追記:
JR東日本の公式サイトの『よくあるご質問』にて、iPhone7でのSuicaの注意点が掲載されていました。
それによると、EX-IC(JR東海が提供する東海道・山陽新幹線の予約サービス)、銀行チャージ、キャリア決済チャージ、ネット決済サービスが利用出来ない、とのことです。
また、ビュー・エクスプレス特約はiPhoneへ移行すると解除されるということで、ビュー・エクスプレス特約を利用している方はiPhone7でのSuicaに変更しない方が良いですね。
でも、新幹線の予約が出来ないというのは、少し不便ですね。
こうやって見ると、iPhone7でのSuicaはAndroidのモバイルSuicaに比べ、様々な制約があるようですね。
なので、iPhone7でのSuicaに関しては、あまり期待せずに、「普通に在来線に乗る程度の使用」と考えておいた方が良さそうです。
まとめ
Apple PayやApple Pay Suicaにまつわる疑問を調べてみましたがいかがでしたか?
まだサービスが始まっていないため、不明な点もありましたが、それらに関しては情報が入りしだい更新していきたいと思います。
最後にApple Payの動画をご覧下さい。
Apple Payの登場が楽しみですね。
sauce:JR東日本 via わようふうどっとこむ