2016年スマホ夏モデルの中で注目を集めていたXperia X Performanceが発売になって1週間が経ちました。
もう使っている方も多いと思いますが、そのXperia X Performanceのベンチマークをご紹介します。
まだ、購入されていない方の機種選びの参考になれば幸いです。
Xperia X Performanceの各機能ベンチマーク
今年の夏は、注目度の高いスマホが数多く出るということで、Xperia X Performanceも気になるけれど、まだ購入していない、という方もいるかと思います。
そんな方のために、Phone ArenaにXperia X Performanceのベンチマークが掲載されていたのでご紹介します。
Galaxy S7 edgeとの比較はありませんでしたが、Xperia Z5と比較もあるのでイメージしやすいかと思います。
Xperia X Performanceレビュー動画
英語の動画となりますが、英語のわからない方でもイメージは掴めたのではないでしょうか?
次からは、画像でご紹介していきます。
Xperia X Performanceのデザイン
(C)Phone Arena
こちらのXperia X Performanceのデザインはグローバル版となりますので、アンテナラインのある日本国内版とは若干違いますが、それ以外は同じです。
似たようなデザインのスマホが多い中、ソニーはパっと見て、すぐにソニー製だとわかる独自のデザインをしています。
それはXperia Zシリーズの始まる前から既に始まっていましたが、Xperia Z発売以降はより明らかとなっています。
今回のXperia X PerformanceはXperia Zシリーズの流れを汲みつつXperia Z5よりも角に丸みをつけたデザインとなっています。
また、日本国内版ではアンテナ向上のためにアンテナラインがついてしまいましたが、グローバル版は継ぎ目のないシームレスなフルメタルでとても美しいデザインです。
また、Xperia X PerformanceはXperia Xシリーズの中で唯一の防水・防塵となり、IP68となります。
美しいデザインだけでなく、水に弱い機械であるため防水にも力を入れています。
Xperiaファンの中には、このデザインの美しさが好きな方もいるのではないでしょうか。
Xperia X Performanceのディスプレイ
(C)Phone Arena
Xperia X Performanceのディスプレイのスペックは、5インチで1080x1920ピクセルのLCDパネルとなります。
ディスプレイサイズに関しては、Xperia Z5の5.2インチより小さくなる、という結果になりましたが、Xperia X Performanceはソニーのトリルミナス技術を採用し、更にシャープになり彩度を高めました。
非常に解像度が高く、明るさも十分明るく、視野角も良いです。
画面の明るさはiPhone6sより、若干彩度が低いものの匹敵するものだということです。
iPhoneは液晶が綺麗なことで有名なので、Xperia X Performanceのディスプレイは相当綺麗だということですね。
それでは、そのXperia X Performanceのディスプレイを数値で表すとどうでしょうか。
ベンチマークを見ていきましょう。
(C)Phone Arena
(C)Phone Arena
先ほど比較に出たiPhone6s、また今年の夏スマホで人気のGalaxy S7 edgeとの比較がありませんが、前モデルのXperia Z5との比較があるので、比較しやすいかと思います。
数値で他機種と比較すると、少しがっかりな結果となってしまいました。
コントラストはXperia Z5より良くなっているものの、明るさやグレイスケールではXperia Z5より落ちています。
Xperia X Performanceのユーザーインターフェース
(C)Phone Arena
Xperiaは代々、ユーザーインターフェースは見やすくわかりやすいものでした。
Xperia X Performanceのユーザーインターフェースも従来のXperiaを踏襲しながらも、カラフルなアイコンを使用するなどの変化も見られます。
また、スマホで重要とも言えるショートカットアイコンですが、ソニーは十分ユーザーにとって使いやすくしています。
他のスマホからXperiaに乗り換えても十分わかりやすいユーザーインターフェースとなっています。
これは、Xperiaの伝統のひとつですね。
Xperia X Performanceのプロセッサーとメモリ
(C)Phone Arena
2016年のAndroidフラッグシップモデルらしく、Xperia X PerformanceもCPUにSnapdragon 820を採用しています。
しかし、メモリに4GBを採用しているモデルと比較すると、はXperia X Performanceは3GBなので若干見劣りします。
容量は32GBでマイクロSDカードでの拡張が可能です。この辺は、その他のスマホと変わりませんね。
それでは、ベンチマークを見てみましょう。
(C)Phone Arena
(C)Phone Arena
前モデルであるXperia Z5と比較するとAnTuTuで倍以上のスコアを見せ、その他でもXperia Z5を上回る結果となりました。
他メーカーとの比較はGalaxy S7とLG G5となり、この2機種は日本では発売されていないので少しイメージがしにくいかもしれませんが、Galaxy S7と比べても遜色のないことがわかります。
ちなみに、Galaxy S7のCPUはSnapdragon 820、メモリは4GB、容量は32GBと64GBになります。
CPUは同じですが、メモリに関してはXperia X Performanceの方が3GBと少ないので、それを踏まえると健闘していると言えます。
Xperia X Performanceのカメラ機能
(C)Phone Arena
(C)Phone Arena
Xperiaの売りのひとつにカメラ機能があります。
Xperia X Performanceもソニーのデジタル一眼カメラαのオートフォーカス技術を応用し、カメラの起動から撮影まで0.6秒というのを大々的に宣伝していました。
Phone Arenaでは、Xperia X Performanceのオートフォーカス機能について素晴らしいと評しています。
また、広角などについても十分だとしています。
確かにXperia X Performanceのカメラ性能は良いものではありますが、Xperia Z5と比較した場合若干見劣りする部分があります。
それでは、Xperia X Performanceで撮影した画像を見ていきましょう。
(C)Phone Arena
(C)Phone Arena
(C)Phone Arena
ソニーらしい、鮮やかな色ですね。
この辺はやはり、ソニーの強みだと思います。
それでは、カメラスピードのベンチマークを見てみましょう。
(C)Phone Arena
若干、Galaxy S7より低いかな?という数字ですが、体感的には変わらない差ですね。
Xperia Z5と比べるとかなり早くなっていることがわかります。
この辺は、やはりカメラに力を入れているだけのことはありますね。
Xperia X Performanceの動画撮影
Xperia X Performanceは、Xperia Z5 Premiumの4Kは採用されませんでしたが、ウルトラHD採用で十分綺麗なことがわかります。
まずは、1,080ピクセルで撮影された動画がありますので、ご覧下さい。
次に、720ピクセルで撮影された動画です。
720ピクセルで撮影された方が色は綺麗ですが、1,080ピクセルで撮影された動画もスマホで撮ったとは思えない綺麗さですね。
以前、熱問題で動画撮影中にシャットダウンするという不具合情報は出ていましたが、画質的にはとても綺麗です。
Xperia X Performanceのオーディオ
Xperiaのもうひとつの売りが音質です。
ソニーのウォークマンの技術を存分に活かしており、歴代のXperia機どれも音質の良いものでした。
Xperia X Performanceはそれにくわえ、デジタルノイズキャンセリングを搭載し、ハイレゾ対応となっています。
それでは、音質のベンチマークを見てみましょう。
(C)Phone Arena
ヘッドホン出力はXperia Z5より若干良くなっているものの、Galaxy S7と比べるとかなり落ちます。
スピーカー出力の場合は、残念ながらXperia Z5より若干劣り、Galaxy S7やLG G5にも若干落ちます。
Xperiaの売りのひとつであるだけに、少し残念な結果となってしまいました。
Xperia X Performanceのバッテリー性能
スマホを使用する上で気になるのが、バッテリー性能です。
Xperia X Performanceはバッテリー容量2,570mAhと数字で見ると、Galaxy S7 edgeなど今年の夏モデルの中では小さい数値となります。
しかし、ソニーは以前からSTAMINAモードを搭載し、バッテリーもちに工夫をしています。
それでは、バッテリーのベンチマークを見てみましょう。
(C)Phone Arena
バッテリーもちはXperia Z5より落ちる結果となりました。
これは、ネットで「Xperia X Performanceはバッテリーもちが悪い」と言われていることを表している結果となりました。
ただ、バッテリーもち時間だけに気を取られがちですが、忘れてはいけないのが、バッテリー容量です。
確かに、ベンチマークで見てもはXperia X PerformanceはXperia Z5より短くなっていますが、バッテリー容量が違います。
Xperia Z5のバッテリーは2,900mAhとXperia X Performanceより大きいので、バッテリー容量の大きさに比例していると見ていいと思います。
気になるGalaxy S7のバッテリー容量は3,000mAhなので、やはりバッテリー容量から見ると十分健闘しているとは思います。
そして気になる充電時間ですが、こちらはXperia Z5より早くなりましたね。
ただし、急速充電を採用しているGalaxy S7には及びませんでした。
Xperia X Performanceベンチマークまとめ
Xperia X Performanceのベンチマークはいかがでしたか?
カメラの起動速度はXperia Z5より良くはなっているものの、ディスプレイやオーディオなどは大差がない結果となりました。
トータルで見て、Xperia X Performanceは単体で見れば十分な性能だと言えます。
しかし、Xperia Z5からの進化や今年の夏モデルのフラッグシップモデルと比べた場合、若干残念な部分がかなりあります。
初めてXperiaを買う人は良いと思いますが、歴代のXperiaを使用しているXperiaファンからすると、やはりどこか期待外れに終わってしまっているとも言えます。
ソニーならもっと良いものが出せたと思うので、次のモデルに期待したいですね。
source:Phone Arena