The Korea Heraldが、サムスンモバイルのCEOである、コ・ドンジン氏が、「サムスンはGalaxy Sシリーズをエッジディスプレイのみにする可能性がある」ことを公式的に示唆したと伝えています。
Galaxy Sシリーズはエッジディスプレイのみに?
(C)Sam Mobile
サムスンが、エッジディスプレイであるGalaxy S6 edgeを発表したのが、2015年。
当時、「ディスプレイはフラットなもの」という思い込みを払拭し、世間を驚かせました。
そして、短いスパンで今度は両側がエッジディスプレイとなったGalaxy S7 edgeを今年、2016年にリリースしたばかりです。
サムスンは今、エッジディスプレイの生産量が満足できるレベルに達した、とのことからGalaxy Sシリーズでは、フラットディスプレイを排除し、エッジディスプレイ一本化にしていく考えがある、とサムスンモバイルのCEOである、コ・ドンジン氏が述べたそうです。
コ・ドンジン氏は、「サムスンがソフトウエアとエッジディスプレイならではのユーザーフレンドリーで機能性を提供できるようになったら、エッジディスプレイをGalaxy Sラインシリーズのアイデンティティとする」と先週、ニューヨークでのインタビューで明らかにしました。
先日発表されたGalaxy Note7は、ファブレットサイズの大きなスマートフォンにエッジディスプレイを搭載したことで、サムスンのフラッグシップモデルであるGalaxy Sシリーズをエッジディスプレイのみとすることが可能かどうか真価を問われる、としています。
その、フラッグシップモデルの中には、2017年に発売されるGalaxy S8も含まれます。
サムスンは2015年から「エッジバージョン」をGalaxy S6 edge、Galaxy S7 edgeと推進してきて、とうとうGalaxy Note7をリリースするまでになりました。
今後、サムスンがGalaxy Sシリーズをエッジディスプレイのみとするかどうかの鍵を握るのは、Galaxy Note7の売れ行き次第と言えます。
Galaxy Note7の売れ行きがどうなるかは今のところまだ不明ですが、Galaxy S7 edgeは2016年上半期、最も売れたスマートフォンと言われているので、Galaxy Note7もそこまでではないとしても売れるのではないか、と予測します。
ファブレットサイズ端末というのは、コアなユーザーがいるので、最近はASUSがZenfone3シリーズでファブレットサイズをラインナップに加えましたよね。
企業は売れないものは出しませんので、サムスンもASUSもそれなりの販売数はいく、と計算した上でのことだと思います。
しかし、この「サムスンがエッジディスプレイをアイデンティティとしていく」というのは、以前、문화 일보/Daily Munwhaが分析していました。
こちらのエントリーですね。
【修正有】Galaxy Note7のディスプレイはエッジのみ!フラットタイプはナシ! - スマホおすすめ情報館
これは、문화 일보/Daily Munwhaの分析があたったというのか、それともその時点で문화 일보/Daily Munwhaは何かそういった情報を得ていたのかもしれませんね。
そして、サムスンがGalaxy Sシリーズをエッジディスプレイに一本化できるようになった頃には、他の企業もエッジディスプレイを出してくる可能性もありますね。
これは、ある意味、「スマートフォン業界の流れを変える」ことになるのかもしれません。
来年発売されるGalaxy S8がエッジディスプレイで発売されるのかどうなのか、今から楽しみですね。
source:The Korea Herald via Sam mobile
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