ソニーの2016年夏モデルのフラッグシップ機である、Xperia X Performance。
そのXperia X Performanceのカメラ性能のベンチマークがDXOMarkにて発表されていました。
Contents
Xperia X Performanceのカメラベンチマーク
(C)DXOMark
カメラ性能評価サイトである、DXOMarkにてXperia X Performanceのカメラベンチマークが発表されていました。
DXOMarkは、グラフィック専門のDXOの評価なので、このカメラ性能評価では信頼できると思います。
DXOMarkによると、Xperia X Performanceのカメラベンチマークスコアは88となっています。
現在、DXOMarkでベンチマークスコア88をマークしているのは、Galaxy S7 edgeとHTC10の3機種のみとなります。
つまり、Xperia X PerformanceはGalaxy S7 edgeやHTC10と並んで、カメラベンチマークでトップに立ったと言えます。
ちなみに、前モデルとも言える、Xperia Z5はカメラベンチマークスコアは87で、1ポイントではありますが、Xperia Z5を上回りました。
それでは、Xperia X Performanceで撮影された画像を見ていきましょう。
(C)DXOMark
(C)DXOMark
(C)DXOMark
どの画像も、スマホで撮影されたとは思えないくらいに綺麗ですね。
色が鮮明でクッキリしており、ボケがありません。
Xperia X Performanceのカメラ性能バランスをチャートにしたものが下記となります。
(C)DXOMark
全体的にバランスが取れていますが、アーティファクトが少し低めとなっていますね。これは、「歪み」や「ブロックノイズ」とも呼ばれます。
しかし、ノイズは高く、これはノイズ軽減が上手くされていると言えます。若干の歪みはあるもののノイズは上手く軽減されている、ということでしょうか。
Xperia X Performanceのカメラの長所と短所
全体的にバランスが取れており、高評価となっているXperia X Performance。
全体的な評価の次は、各項目ごとの評価を見て見ましょう。
(C)DXOMark
カメラベンチマークスコアを見ると、静止画・動画ともに88となっており、静止画だけでなく、動画も美しいことがわかります。
オートフォーカス値は、静止画・動画ともに高いことがわかりますね。
Xperia X Performanceは、「0.03秒オートフォーカス」としてオートフォーカスが早いことをアピールしていましたが、それがうまく実現されている、ということですね。
このオートフォーカスに関しては、ソニーのミラーレス一眼レフ、αシリーズの技術を活かしたと言いますので、さすがと言えます。
これを元にした、Xperia X Performanceの長所と短所は下記の通りとなります。
Xperia X Performance静止画の長所
- 明るいところ、暗いところ共に正確で早いオートフォーカス
- 被写体露出とダイナミックレンジが良い
- 暗所でのノイズ軽減が良い
- ホワイトバランスは一般的に良い
- フラッシュ使用時でも細部まで美しい
やはり、オートフォーカスとノイズ軽減に優れていることがわかりますね。
注目すべきポイントは「フラッシュ使用時でも細部まで美しい」と言う点です。
フラッシュを使用すると、どうしてもノイズが発生しやすくなります。
それを、フラッシュ使用時でも、細部まで美しく仕上げるというのは、それだけノイズ軽減が優れていることの証明になると言えます。
Xperia X Performance静止画の短所
Xperia X Performanceの静止画の短所を見ていきましょう。
- オートHDRモードがたまに失敗する
- 屋外撮影時に稀に色ノイズが入る
- フラッシュ使用時の連続撮影でホワイトバランスがうまく再現されない
どんなに優れたカメラでも短所というのは存在します。
このXperia X Performanceの静止画の短所というのは、それほど重要となるものはないですね。
Xperia X Performance動画の長所
- 安定度が優れている
- ノイズ軽減が優れている
- 高速かつ正確なオートフォーカスとズーム補正
- ホワイトバランスの露出が良い
動画でもノイズ軽減とオートフォーカス性能が良いことがわかりますね。
Xperia X Performance動画の短所
最後に、Xperia X Performanceの動画撮影時の短所となります。
- パンニング時に激しくブレる
- 明るい屋外では、稀にハイライトオーバーとなる
- 歩きながらの撮影時に、画像の乱れが幾分目立つ
- 電球を使用した明るい室内でを使用すると、カラー陰影が目立つ
パンニングと言うのは、カメラの位置を変えずにカメラの向きを左右に振ることを言います。
カメラを振る訳ですから、ブレが生じるのは避けられません。しかし、その点を上げられたということは、他の機種よりブレが強かったものと思われます。
歩きながらも撮影時も、避けられないものですね。
なので、それほど気にするものではないと思います。
Xperia X Performanceのカメラ性能まとめ
今回のXperia X Performanceのカメラ性能を評価したDXOというのは、カメラが好きな方はご存知の方も多いと思いますが、RAW現像ソフトも出しており、グラフィックの専門となります。
管理人も一眼レフを選ぶ時にDXOにはかなりお世話になりました。
以前、Xperia X Performanceのカメラ性能はPhone Arenaで、かなり不名誉な結果となってしまっていましたが、このDXOのベンチマークというのは信頼するに値します。
なので、「Xperia X Performanceのカメラ性能はどうなんだろう?」と考えた時、「Xperia X Performanceのカメラ性能はかなり良い」と言えます。
スマホにカメラ性能も求めたい方には、良い機種と言えますね。
source:DXOMark via SLASH GEAR
今回の記事に関連する記事:
『Xperia X Performanceのベンチマーク!カメラ速度は倍ながらも他は妥当』